2015/09/04

Paris-Brest-Paris 二日目 ルディアックまで頑張れ

「そんな急がなくても、十分余裕出来てるよね」「うん」 。前後に人もなく、お手製のフレームバックからオヤツを出して剥いて前の席に渡したりしていると、妙に お茶の間空間感 が沸いてきた。
今回パリからフランスの西の果てブレストまで、タンデムを包みこむ二人のお茶の間空間のまま行って戻ったような、そんな気がする。

Dsc_3465a夜の九時を過ぎるころ日が暮れてきた。延々と田園と緩やかなアップダウンを越えていくと、丘の上に尖った教会が見えてきて、そこが村。村までの坂を上がり、小さな村を通り抜けていく。そしてまた田園。
これをずっと繰り返していく。
真っ暗な夜、信号もなく街灯もなく、前後に人もあまり人もいず。
それでも寂しいとも怖いとも思わなかったのは、きっとタンデム”お茶の間空間”だったからも。

Dscn2412aMORTAGNE au PERCHE  140km(22時25分着)まで結局ノンストップで走り続けた。本当は80km地点のスポーツカフェで休む予定だったけど、あまりしんどくなてそのまま行ってしまったのね。
120kmくらいからしんどくなって、「はようMORTAGNE au PERCHE につかへんかしら・・」そればっかり思ってた。
でも、頑張った甲斐あってMORTAGNE au PERCHE は混んでなくて、食事をしっかりしていくことにする。

流石に腹ポンはしんどそう。「食欲ない・・」とカフェコーナーでサンドウィッシュとコーヒー、コーラを頼んでおしまいにするそう。

Dsc_3466a私は前回ここでスープを飲み損ねたのでリベンジに向かう。きっと腹ポンもスープは飲める筈、と思って腹ポンの分のスープと魚料理、ブドウも二人分買ってきた。
ジャンボ~んサンド(フランスパンに横に切れ目をいれてハムをはさんだもの)が飲みこみずらかったのだけど、スープに浸して食べると美味しくて二人とも完食。良かった!これでつぎ走る準備は出来た筈。

★さあ、次はVILLAINES-LA-JUHEL (PC1) 220km地点まで。
ちょっと心に余裕が出来て空を見上げると、そこは満天の星空。タンデム後席は運転をせずにすむので、こういう時には真っすぐに空を見上げることが出来る。
その特権を存分に使って星を見た。
「これって結婚20周年のプレゼントかも」思って、全身浴びるように吸いこむように星をみた。
途中通り過ぎる村の教会はライトアップされたのもあり、闇に慣れた目には輝くように見える。白い石造りに反射する黄色い光。なんどもそんな教会や、街並みのなかを走りすぎる。
ヴィランヌを過ぎてからかその前か、今となっては記憶もあいまいだけど、一人の関東の日本人と前後した。とても速いかたで登りが強かった。ヴィランヌまではあまり遠くには感じず、それほど眠くもならずに到着(2時40分)。
途中のカフェで食べようかどうしようか悩んでたら、コントロールに着いちゃった感じ。
Dsc_3469aここは結構人がいてがっくり(笑)。混んでるやん~。
ささっと、コントロールを済ませてカフェで済ますことに。そのカフェも並んでいて、腹ぽんが並んでくれている間に私はおトイレを済ませてしまう。

Img_3382aここで出会ったのが金井さん(RC名古屋代表・私たちは親しみと敬意をこめて部長さまと呼んでいる?)。
私たちより15分遅れのスタート(G組)なのに・・と思っていると、M組スタートのフィリップさんがやって来て唖然呆然。私たちより1時間45分遅れのスタートなのに、PC1で追い付かれちゃうとは!

Img_3381aお弁当に持ってきたハンバーガー(これが美味しかった!)と、腹ポンはタルトブランも。
ガブリっとかぶりつくと中が赤くて怯んでしまう。
でも、フランスではこれはあくまでハンバーガー「ステーキ」であって、焼き方もレアからウェルダンまであることを思いだして、立ち直る。ミディアムレアなハンバーガーって美味しいし!
パンがちょっとパさついてても、お肉がジューシーだから食べれてしまうんですよね。
眠くなってたしここで少し休んで行くことにする。ここまでのペースは順調で1時間ちょっとの貯金ができてたから。カフェの床にはかなりの死体が転がっていたので私たちも倣ってゴロン。20分ほど横になってて、その半分は意識がなかった気がする。結局ここで1時間滞在。

Dsc_3470a自転車のところに戻るとタンデムに古跡さんの自転車がよせてあって、嬉しくなっちゃう。「おお!追い付いてきたあぁぁ」♪」。やるなあ!と思う。
早速コントロールに探しに戻ると、今から食事だそう。待とうか悩んだけど、この先も長いし次に期待して私たちはそのまま出発することにする。
出るときに目にした自慢げに駐車してる(表現的にはこれ)、ストリームライナー。

★次のPCはFougères (310km地点) LOUDEAC449km地点
これまでも何度か前後してた男女タンデムさん(今回、こう断らないといけないくらい男同士タンデムが多かった!?)が、うちらとほぼ同じペース。
淡々とした走りだけど、スピードを落とさずやってくる。追い抜いたり追い抜かれたりしている時に「Hi~note」と挨拶をするようになってた。
Dsc_3474aImg_3384a次のPCまで90km、一気には行けない、どこかで休まなくちゃ、と思ってたら素敵なカフェがオープンしてるのが目に入った。なんとなく以心伝心、腹ぽんが
「寄ってく~?」と聞いてくるのですかさず「うんっ」。(6時半くらい)
むこうのタンデムさんも疲れてきてたらしく、一緒のお店にピットイン。何を頼むべきか悩む間もなく、皆さん「オムレットふろま~じゅっ」って言ってます。
Dsc_3473aうわっ、チーズオムレツだ~!と私たちもそれとコーヒー、オランジーナ(ボトル用)、コーラを。パンはお店の人の奢りです。
今回の発見、オランジーナを水と割ってボトルに入れると美味しい!(笑)。
ふわっふわ、とろ~りのオムレツが美味しくて。
「マダーム」と話しかけられて振り向くとロシアのおじさまたち。
「これロシアのコイン、あげるよ!」と何故かコインを貰ってしまう。
なぜ・・・・??・・・でも嬉しい。
タンデムさんは、イギリスの方だそうで、別れ際にオダックス近畿のバッジをお渡しすることに成功した。Dsc_3475
店をでるとようやく夜があけてくる。沿道の家々に飾られた自転車。
この街にはたくさんのいらない自転車がペイントして飾られていて、一体どこからこんなに持ってきたのかしらと不思議に思う。

Dsc_3483尖った教会が多い中、とんがりが緩い教会も。

Dsc_3485aやっとFougères

Dsc_3488aDsc_3491a少し食べて出ようとすると古跡さんが入ってこられました。古跡さんは到着したところだったので、ではコントロールの外で食べることにしてケーキ屋さんへ 

Dsc_3493aDsc_3494a美味しそ~♪
パリブレスト頂きます。
クリームたっぷり。
四角いクリーミーなケーキは甘酸っぱかったです。

★次は Tinténiac364km、

Dsc_3497aDsc_3498aDsc_3502a尖った教会の街をすぎ、走っているとお昼ごろに。

適当なレストランを探すも何故かお休みばかり。

どうなってるの?今日は月曜日なのに?

Dsc_3504aDsc_3507aしまいに眠くなって道端で寝てしまう。

ザーザーと通り過ぎるランドヌールたち。
暫く日向で寝てると黒いレーパンが熱っちっちになってました。

ここからまた暫く頑張るとケディアック(食事ポイント)。

Dsc_3508a牛肉の煮込みとパスタ、ポテト、コーヒー、パンで昼ご飯。Dsc_3509a
Dsc_3511aなんとも可愛く尖った教会の街。

これも綺麗。 Tinténiac

しかしここを過ぎるとルディアックまでは延々と田園で、本当につらい。
飽きる、眠い、まだつかない?

まだ?と思っているうちにやっとルディアック。古跡氏はここに至るまでの間の素敵に木陰の芝生で至福の昼寝を楽しんだそうな。
それを聞いてからは、木陰の芝生見る度に、「ここで寝てみたい」と思うようになってしまった。

Dsc_3515aDsc_3517aルディアック着。日のあるルディアックは初めてなので新鮮。
思ったよりもずっと速く15時51分着。

ドロップバックを受け取り、飲み物を買って宿へ。この時点で16時20分すぎ。
しかしこれが失敗でした。宿のレストランに期待していたらお休みで、食べ損ねてしまいます。
Img_3386後続の古跡さんたちに連絡をとり、宿の近くのスーパーに買いに行くべきか迷いましたが、結局手持ちのカップヌードルとお湯で戻す親子丼・やんわかご飯で済ませます。
お風呂に入ったりしてたら結局寝たのが20時でした。結構時間喰ってます。

本来ならここでささっと食べてゆっくり6時間寝てしまい、22時出発でブレストを通り過ぎて26kmマシュー灯台(公式ジャージに描かれた灯台)に行くつもりでした。
でもゴタゴタしてると遅くなってしまい23時再スタートと決めます(3時間睡眠・一体何をしてたんだろう??)11時スタートになった時点でマシュー灯台は遠のきました。

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2015 Paris-Brest-Paris スタート

今回のスタートは当然17:15のスペシャルバイク枠 F組。
80時間組 A~E が15分ごとにスタートした後、15分後に90時間組の最初の組としてスタートする。

Dsc_3429a(80時間組スタートの時に会場に入った)
つまり、速い(筈の)80時間組は補給もそんなに留まってないだろうからガラ空いたPCに最初の組として滑り込める予定だった。後ろから追いかけてくる90時間ガチ勢に追い付かれるのは必至だとしてもその後ろのボリュームゾーンにだけは210kmヴィランヌラジュエルPC1までは呑まれたくないなあと思ってた。トイレやら補給に時間を喰うから。
Img_3379aもし追い付かれてしまったら、140km地点モンタールオペルシュでの時間のかかる補給は放棄するつもりで、お弁当箱にバッファローステーキのハンバーガーを二人分入れていた。

さて、スタート地点に向かったのが15:30過ぎ。ホテルをスタート当日も取っていたのでギリギリまで寝だめする作戦。

Dsc_3432aスタート地点には驚くような自転車ばかり、例の古いプジョーのドリューバック氏も目の前にいてドキドキもの。

80時間組がスタートしていくと、わあーーと上がる歓声。そしてとうとうF組が前に押し出される。

Dsc_3445aDsc_3441aスタートのバルーンゲートが目の前。まだスタートしない組の人たちやらが応援やら見物やらでわんさか沿道を埋めて注視を浴びる。きっとスペシャルバイク枠は観客が多い。

ここで15分間なにやら恥ずかしい思いで立っていた。スペシャルバイク枠は15分間晒し物になる覚悟が必要と知る(私たちを見てるわけじゃないのは知ってる)。

待っている間に隣のリカンベントのお兄さんから話しかけられる。去年日本を自転車で旅したとのこと。

Dscn2402a「トマコマイ、さぽろ、他にも ノリクラ! 御嶽も! 爆発の時に20kmのとこに居ました。」片言の日本語と英語で会話すると、なんと結構日本を走ってはりました。

PBPも終盤に差し掛かろうとしたとき、またお会いするとは思いもかけませんでした。

Dscn2395aこの青いジャージのフランス夫妻にもこの後お会いしました。

Dsc_3451a_2さてさて。調子の揃わない、車種の揃わないスタートはちょっとゴタゴタしてたけど、腹ぽんが上手くさばいて走り出す。リカンベントが後ろから追い抜いていく。速い!登りも速い!
ストリームライナーも意外と言ってはなんだけど、速い。

ちょっとした下りで勢いを付け、上り坂でもそれほど速度を落とさず登ってくる。前回私たちが中盤以降みかけたそれは、登りになるとあっという間に速度が落ちてたけど、これらは違う、はるかに速い!(いまのところ)。
「PBPまで出てくるリカンベントやらストリームライナーって、やっぱりツワモノやなあ!世界のヤツラはやっぱり凄い!」
嬉しくなって私たちもせっせとペダルをまわして「世界」について行った、多分オーバーペースなんだけど。

Dsc_3452a
周りのタンデム、リカンベントを後ろ席から撮ってみる。
みんなどんだけ楽しそうか!
きっとスペシャルバイクの人たちはとても変態でとてもとてもスペシャルバイクを愛してる。撮ってやり過ごすと、次はムービー撮り取り返される。
(このタンデムは51時間で完走してた!)
なんて素敵なヤツラなんだと思ってしまう。

Dsc_3455aそんなに多くないスペシャルバイクは速さもバラけているし、登り下りの特性も違う。直ぐにバラケてくるのです。暫く走ると前にドイツの3人男トリプレットが見えてきた。

ここで疑問。ドイツトリプレットと同じところを走るのは頑張りすぎでは・・。こんなに前に出て大丈夫なのか自分たち・・・。でも、これでもF組の先頭集団ではなかったし、意外なことに男3人トリプレットは、驚くようなスピードで走っているわけではなかった。力強い足並みはアジップの犬を思いださせた。

Dsc_3460a
少しずつずらしてあったらしいクランクで踏み込む姿は不等爆エンジンか・・・。いや、バカ力が一気にかからないようにずらしてあるのかも。どちらせよ3人揃ってのダンシングは見たことがなく、多分それは出来ないんだろうと思ったのね。
追い付いたあたりからE組のお尻をとらえだした。ドイツトリプットブラザーズの後ろにはコバンザメのようにE組の落武者がへばりつき起死回生を狙ってた。
頭におおきなエッフェル塔をつけたE組のおじさんも居て、「E組って被り物とかおじいさん部門なのかしら???」少し考えたり(そんなわけな~い)。
トリプレットブラザーズはその気になると登りも下りも平地もぐいぐい。調子の出てきたブラザーズに付いて行くのは楽しいのだけど、脚もすり減る、そろそろ離れたいと思った頃、D組の20人くらいの集団に追い付いてしまう。

Dsc_3461a
これまた意外なことに随分とのんびりとした集団で、「コレデ80時間でイケルンかしら?」。
ドイツトリプレットはここで急に速度を弱め、D組こぼれの後ろについて走りだす。私たちもここでほっと一息をつき、写真を撮ったり、お茶やおやつを摘まんだり。
町に入ると沿道の人たちから、トリプレットが通り過ぎる瞬間わっと歓声があがる。「そりゃ、吃驚しますよね (^^。

Dsc_3463a暫くそのまま走って日没近くなった頃、十数名のH組のセカンド集団が追い抜いていく。6-7人のH組先頭集団ははるか先、かなり差が開いていた。このセカンド集団に乗ってやってきたのが、カナダ、イギリスのタンデムのトレイン!
私たちもすかさず乗り込むけど、速い速い!イギリスのタンデム後ろ席は華奢で小柄、でもダンシングがすさまじい。ハイペースでダンダンダダダン!!と前後二人揃ってまさに踊るよう。女性の三つ編みの金髪が揺れて体全体を使ったダンシングに、私は惚れ惚れと見惚れてしまう。美しい!
カナダのペアは力強い。女性もソロで乗ってもかなり速そう。やるなあ、これが世界のタンデムかあ!となぜか嬉しい。早いタンデムってやつはかっこいい!
実はうちらの前にはもう数組のタンデムが居て、一組はどう見てもアスリートな男女ペア。オレンジ色の背中が格好良かったけど、二度と背中を見ることはなかったです(笑)。

ちょっとの間このトレインについてみたけど、追いついてきたH組と同じ速度だもの、ついていけずに離脱、残念。
「やっぱりセカイは速かった@にまり」。大満足で離れた私たち。

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2012/01/27

Paris-Brest-paris 5日目 ゴールへ

P1010230前の日記でゴールまでいくつもりが、長くなりそう (^^;

ヴィランヌ・ラ・ジュエル で出会った兄の言によれば

「よれよれやったね!(^^)」

自分では頑張って走れているつもりでも、人から見るとよれよれだったよう(苦笑)。先日帰国した兄の写真をみても、まっこと ヨレヨレです。(あとでヨレヨレ写真いれますね)。

「まっきょちゃん(私のこと)がヨレヨレになるとこ,撮ったろーっと思って行ったけど、あんなにヨレヨレが撮れるとは思わんかったぁー♪」ということで。

ヨレヨレで落日を迎えてライトを点灯します。冷えてきて腹ポンが道端で雨具を着込みます。(ブルベさんにとって雨具は優れた防寒具なのです)。
おお、AJ会長白木さんたちも通り過ぎていきますよ。

ヴィランヌ・ラ・ジュエルで私が人を探している間に、腹ポンが、ハブダイナモライトを新たに付け替えてくれてました。

その代わりにフロントバックは使えません。フロントバックに入れた補給食は全て腹ポンのフロントバックに移しました。

そのライトを点灯したとき、ぐっと脚が重くなって、腹ポンから遅れてしまいます。真っ暗な中、途絶えることのないライトの列・・・ランドヌールが延々と続き、赤いテールライトが続く中、一旦遅れてしまうと腹ポンがどこに居るやらわかりません!!

「旦那さんとはぐれてしまった・・・!!・・・」

蒼褪めました。日本のブルベだとはぐれても人数が少ないので、待っていればすぐ邂逅できます。
でも、PBPでは、途切れることのないライトの中から、私を路上で見つけ出すことは難しいのです。

電話をするとやっと繋がります。
「今どこ??!!ずっと待ってたけど?」緊迫した腹ポンの声。
「どこか判らん・・・(泣)。腹ポンはどこ??」
「こっちもワカラン!」
「じゃ、私も止まって青いライトをつけておくわ。頭のライトを手で遮ってピカピカさせておくから見つけて!」

しかし、待てども腹ポンは来ないのです。もう泣きたい。半分泣いてました。
また電話があって

「今どこ??」
「ずっと待ってる・・・(泣)・・・」
「待ってても仕方ない。PC目指して走り。次のPCで会おう!。。。(つー)。」

なんとここで腹ポンの携帯は電池が切れたそう (^^;。ルディアックで充電するの忘れたんだとか・・。

ああ・・・。次のPCまでどれくらいあるんでしょう。私は補給食は全くなし、しかもこの区間は補給できるようなところを通らない筈。

心細かったです。泣きそう。寂しい・・。迷子の子供みたいな気分。

でもっ。ここで私が頑張ってPCに辿り付かないと、腹ポンはどうなるんでしょう??きっと待って待って、タイムアウトするまで待って、今度は探しに逆走するに決まってます。

がんばれっ、自分!! 大丈夫だ! 途中にだって食べるものも何かあるはず!

そう思って走り出します。次のPCで、腹ポンがベンチに腰掛けて待っている、そこに私がやって来る、「おお、よかったヨカッタ (^^)」、そう言ってバシバシ叩いて喜びあう、、、、、そんな想像をしてみます。

そうだ!そうなるに決まってる!!!

ぐっと堪えてずんずん走っていると

「まきちゃん、みっけ~♪」

声とともに腹ポンがニコニコ登場。ああ、嬉しかったです、ほっとした。

腹ポんとはぐれて一時間が経過してました。うん、長かった(^^)。
「追い付いたンね♪」出来るだけ平静を装って返事したように思う、実は内心、花吹雪ハートたち(複数ハート)ぴかぴか(新しい)ハートたち(複数ハート)

そこからは二人並んで走ります。もう、はぐれたりしないように(^^)。ハンドルの目印の青色のライトもつけたまま。モチロン、もうはぐれたりしないように。

私が絶対居ないと思われるところまで戻ってそこから、オレンジ色のサドルバックを目印に探しながら追い上げてきたそうです。

PCまで会えないかなとあきらめていたので嬉しかったです。

しかし、安心して走っていたのもつかの間、ほっとしたら眠たくなってきました。

走り始めて4回目最後の夜、どこかで仮眠しないといけないことに漸く気づきました(<おそい)。

PCまで持つかしらん??(^^;。

「おい!フラフラしてるぞ!危ないぞ!」

腹ポン今度は、フラフラ眠気で走り始めた奥さんが心配で、眠くもなれないよう・・、ほんと旦那さんは大変ですねぇ、と他人事のように書いてみる(笑)。

眠い目をこすりこすり走っていると、ふと錯覚に陥ります。

「んーと、この左側の白線は路側帯の線だよね・・・これのちょっと左側走るんだよね・・・」

ぐあー。その線は中央線ですがな (^^;。左側に越えたら反対車線ですがな・・。寝ぼけてくると、こんな感じになるので恐ろしい。
しかも車のヘッドライトが見えた瞬間、脊髄反射的に「左へ」寄ろうとします。

アカン・・・・右側通行でそれしたら、車と正面衝突ですがな(^^;。

ハッと気づいて、腹ぽんの私の左側を走ってもらうことにします。腹ポンは私が右側だと路側下の溝に落ちると思ったらしいのですが、溝におちるほうが、車に轢かれるよりなんぼかマシ。ここまで来るうちにも、沢山のランドヌールが道端でゴロゴロ寝てました。
「凄まじい光景やなー (^^;」
思います。今まで夜は宿で寝ていて、こういう時間帯は外に居なかったせいか、”道端討ち死の図”は非常に新鮮でした。
「外国で道端で寝れるようになったら、猛者やなー」
思っていましたが、自分がそんな羽目に陥るとは。

とうとう右側に止まって、道端で寝ることにします。眠い! 5分眠れば眠気もさめてちゃんと走れるでしょう。

道端の草の上に溜まらずゴロンと横になって、片手を枕にZZZZZ・・・。
目の前の道路を シャー・・シャー・・・とランドヌールのホイールが通り過ぎていきますが、あっという間に眠りへ。

何分か眠ったらしく、目が覚めると腹ポンが見張りのように座っているのが目に入りました。

「起きた♪」と起き上がると、ちょうど頭の下にタンポポがありました。良く見ると、ダンゴ虫がうじゃうじゃと・・・・(うううっ)

耳かゆい!気がして、叩きまわりましたが、耳の中にフランス産ダンゴ虫を入れたまま、帰国したかもしれません(涙)。

起き上がって走り出すとランドヌールが屯っている明りが・・・・

あれは、善意の私設補給処の明り・・・

「コーヒー貰う?」
「うん!」

と、路側によってコーヒーを頂きます。有難い・・・。1ユーロだったか置いておき、折り鶴も一つどうぞ。

「OH!(^^)」喜んでいただけたので、ごっそり置いてきた腹ポンです。
補給処の主は、すんごい美人でした!

でも、やっぱり眠くなりつつ・・・

あ、また明りが!!
「コーヒー貰う!」
と、また飛び込むと、今度の主は、フランス人のおじさんたち。

「OK!OK!座れ!大丈夫か??」
いきなり抱えるように椅子に座らされ、コーヒーを渡されます。

「ん?お代?そんなもんは要らないよ!。何か食べるか??パンもあるぞ??」

今度はパンを渡されます。「どこから来た?日本?にほんのどこだ?KOBEか!よしよし、、It’s your Time!ゆっくりしろ!遠慮するな!」

とんでもなく嬉しそうに世話をされ、目が覚めました。

「PCまであと7kだぞ!!頑張れ!! アレ!アレ!」」

盛大に元気づけられて補給処を後にしました。なんて親切な・・。ありがたかったです。フランス人は鼻ツンでタカビーというイメージは今回の旅ですっかり消え去りました。

PC12モンタール・オ・ペルシュに0時45分滑り込むと、眠い眠い。

ここでまたひらまつさんとむねちゃんに出会いました。ひらまつさんを前のPCで探していたのですが、入れ違いに出発されたようです。

私たちはここで仮眠をとることにします。

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が・・ここって仮眠施設がないんですねえ。床にごろんとして寝ることにしました。

「なんだかブルベっちくになってきたなー」と思いつつ。

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Mixiで見つけた私たちが寝ている写真。ここで兄に出会って話もして、写真も撮ってもらっているのですが、そんな記憶は全く飛んでました。

かなり ヨレっます(笑)。

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食欲もなく、コーヒーだけで寝てしまいました。

ここで1時間ちょっと寝ます。
勿論ぐっすりとは眠れません。

「次回はここらあたりで宿を予約しておくか、最後の晩を寝ないで走りきれるように調整しなければ・・」

これが今回の教訓です。

P1010239_2
P1010237最後のPCドルー目指して走り出そうとすると、外は吃驚するほど寒かったです。10度近くまで下がっていたよう。ここからずっと山の中だったように思います。
ここらあたり記憶が曖昧なんですね。

途中でまた眠くなってきて、かつ、今度はお腹が痛くなってきたのには参りました。
どうも冷えたよう。この上に着こむのもなあと思って新聞紙を一枚お腹に入れることにします。これでお腹痛は解消です♪

ついでまた眠気。PBPの最後の夜はこの眠気に悩まされ続けました。眠いとスピードが上がらないし、危ないし、良いこと全然ありません。

後ろからザーザーとやってくるボリュームのせいで、右側によって止まるのも気を使いますが、T字路でなんとか停車。

また、道端で寝ます (--;。 道端でなんか寝たくないけどショウガナイ!
また15分ほどねて走りだします。

ああ・・・・またねむいい!!!!!

「歌でも歌いましょうか!?」
最初は一人で歌ってましたが、どうも効果が薄い気がする・・・
「腹ポンも歌って!!」
強制的にデュエットです(笑)
「森のくまさん、いくよー!」

「あるぅ日!」
「あるぅ日!」
「森のなか!」
「森のなか!」

うわ!一発で目が覚めました!
笑える!笑うと目が覚める。元気に夜明けにむけて走ります。

P1010241
走り始めるとどこかの集団に紛れ込みます。PC近くなるとスピードが上がる。そのままドルーのPCへ。6時58分着

ここドルーのPCは、大きくて立派でなによりごはんが美味しい!(笑)。ここの煮込み肉は絶品。

P1010240ここでも食べれる以上に取ってしまってお残ししてしまいますが、腹ポンはポテトやらお肉やらを完食してました。


この食堂で斜め向かいに日本人女性が座ってはりました。
写真を撮り損ねましたけど、非常に線が細くて、非常に上品な方。

フォークとナイフで、ちまちまと切り分けて、上品にお口に運ぶさまを拝見すると、ガツガツと食べてしまう自分が恥ずかしい・・・。

少しすると、椅子の上で、ちょこなん、と小さくなって寝てしまいはります。
お年は私よりも少し上、PBPを走っているというより、フランス文学の追想の旅をしていると言った方が似合いそうなご婦人が完走目前。凄い人がいるもんだー・・。
後でお話をお聞きすると自転車歴30年なんだとか!

食べ終わって外に出ると、すっかり夜が明けてます。もう、眠くなることはないと思われ。

しかも、あと 60k を残すのみ!!

P1010245
走り出すと、周りもすっかりリラックスムード。

ここまでくれば完走は間違いありません。皆、ゆっくりと談笑しながら進みます。パレードのようでした。

一人日本人の方から話しかけられ、また、今度はスペイン人のおじさんが話しかけてきます

「イッツ、オルベア!」
「YES~♪ イッツ、マイ、フェイバリットバイク!」
などなど・・・おじさんのフレームを見ると、なんとカレラです。おじさんとのワケわかめな、フレーム談義に疲れがきたので、ここはばっさり腹ポンに振ることにしました。

「ああ!カレラ!?うちの旦那もカレラ海苔だよー!」

前をいく腹ポンへスペインおじさんを送り込むことに成功(笑)、楽になりました(<こら)。

P1010242
オジサマはエストレモに乗っていたらしく、二人で意気投合(?)。
ヨカッタヨカッタ。

さて、旅は続きます。ゆっくり走っていると、あと60kなのに全然ゴールに近づかない感。

同じ風景が延々と続き、だまされているようにさえ思えてきます。

「そうそう、こんな感じだったよね。丘が行く手に見えてきて、その丘にとがった高い塔があるのが見えるん。それが教会。丘にむかって登っていくと町なんだ・・・」

あゴールまで数十キロです。終わってしまうのが惜しいよな、この延々と続いて変化のない道から救い出して欲しいような

P1010246
そうこうしていると坂が現れます。

急に元気になってえいしょえいしょと登っていくと、前方に幾度となく前後した目の不自由とおもわれるお父さんをつれた親子連れが。

思い切って話しかけてみます。

「Is he your father? where did you come from?」

聞き取りにかったんですが、どうもオランダからみたい。で、息子がたどたどしく

「My wife! (^^)」

おとーさんやろー、ワイフちゃうやろー・・・(爆)。会話は諦めて坂を登ります。結構きつい坂も出てきたり。

さいごになるとサンカンタンの街に。信号がでてきて走りにくいことこの上なし。色んな国の人たちと一緒に信号を抜けていくと、これでオワリなのね・・・と寂しくなりました。

ちょっと感無量で涙が滲みます。この調子でゴールしたら、どんだけ感動するんやろ・・・・と、思ったら。

スタートした競技場、公園の中の道を通ってゴールのバルーンを通っても、なんという感慨も沸いてきませんでした。

・・・・・・終わったな・・・・

ただ、それだけ。
充足感もあったのだと思うけど、偉大なPBPが終わってしまうという空虚感がそれを上回っていたのかも知れません。

今頃、こうやって日記をかいているうちに、PBPを走りきったという充足感が湧いてます。

PBP・・・・その偉大さは、それをそれぞれに楽しんで走る6000人の中にあり、それを支える2000人、沿道の街の人々にあるように思えます。

それを 走らせていただいた 私。
私自身は、まだまだ至らぬランドヌールであることをしっかりと肝に銘じた旅でした。
完走したからといってエライわけでも、凄いわけでもありません。

 自転車ブラボー!
 自転車を愛する人たち、ブラボー!

また、自転車の苦しい楽しい世界最大・世界最古のイベントに参加してみたい。そんな気持ちで旅を終えました。

長い駄文を最後まで読んで頂きまして有難うございます。

私の分が少しでもPBPの魅力を伝えていることを、願ってPBP日記を終えたいと思います。

P1010248

P1010249

最後にゴールした体育館の写真をアップしておきます (^^)

コアラのついた 中和神社のお守りのお話もありました。

縁は奇なもの、のお話はまた後日

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2011/12/08

Paris-Brest-paris 4日目 パリへ帰ろう!

起きたのは多分3時半。出かけようとすると、大量に出血していることに気付きます。収まりかけて居た筈の生理だったんですけど(悲)。ささっと脱ぎ捨てたタイツにまたもや履き替えなおして出発です。

P1010184P1010183朝4時、ルディアック(782k地点)のPCにドロップバックを預けに行き、次のPCタンテニアック(84k先)を目指します。

延々と続くランタン・ルージュ。赤い光がどこまでもどこまでも。その赤い光を見ていると眠たくなっちゃう・・・・

気がつくと遅れていて、しかたなく止まって日本から持ってきたblack&blackを噛み砕きます。すーっとしたメントールが口を冷やすと、ちょっと目が覚めます。

その直後6時頃、誘導棒を持ったおじさんに導かれるままシークレットポイントへ。
ここでどんぶり入り(!フランス名物?)のコーヒーを貰い、牛乳を加えます。フランスで驚いたのが、この牛乳の美味しさです。日本の低温殺菌牛乳を更に美味しくしたような味。

マヤさんが眠い眠いと仰っておられました。私も眠い・・・。でも、行くしかない。

P8240138

Img

ひらまつさんが見当たらないのはきっと途中で眠たくなったんだろうな、と思いつつ。
シークレット・PCを闇の中を走りだしたら、コーヒーの御蔭か眠気は去って普通に走れました。

夜があけ、タンテニアックの街へ。PCについたのは8時13分。
私たちのクローズタイムが10時ですから1時間45分ほどのアドバンテージがありました。

今から思えばクローズタイムのギリギリまでもう少し宿で寝ていても良かったのかもしれません。まあ、国内ブルベと違って先が読めないので、あまりタイトなスケジュールは組みたくなかったというのはあると思います。が、一日目・2日目あわせて4時間ほど、3日目が3時間ほど。私にすれば、睡眠時間が全然足りない。
こんだけ頑張っているのになんでこんなに睡眠時間が少ないんだろう・・・少しやるせない気分でした

全て次回に活かしたいです (^^)

タンテニアックに着く前に出会った人々

MARIOくん・・・中部1000で最後の方で一緒に楽しんだ(苦しんだ?)青年。今回も似たペース??
 ニコ生放送主であり、楽しい放送を毎回してはります。
 今回もブルベな放送が始まる予定みたいです。
 PBPを知りたい方は是非!是非!ご覧になって下さい。
 http://com.nicovideo.jp/community/co38839

yu-Gさん
 名古屋の二本足で走る・二輪で走る・登る、なんでもござれのアスリート

inainaさんにも・・(写真なし)
 紹介するまでもないブルベの有名人

最後の写真は だんなさん~♪

そこで出会ったのが、この 「クラッシクプジョー」 100年ほど前の自転車です。

なんと! これでPBPに出場してます・・・・・
しかも完走してます!

P8240140

おそるべし・・・・フランス自転車魂。

ちなみに乗っていたのはこんな人。チューブをたすき掛けにして、頭にゴーグル。
この自転車は前回も出ていて、玉葱をフォークにぶら下げた装飾をしてました。全くもう・・・。

Img

ブレーキなんて、こうやってタイヤを直接押さえつけるンですよ??
前輪しかないし!

もう、全く・・・脱帽!

タンテニアックでまた食べます。

P1010195こんな感じで並んで、好きな皿を選んでいきます。P1010196

ケーキもあります。チーズとればよかったな・・・

ついつい写真を撮るのを忘れて食べてしまう (^^;
食べかけだけどこんな感じの定食です。P1010197

食べなければ食べなければ。。。とつい食べきれない量をとってしまい、それをフロントバックに仕舞い込むことがつづいてました。

ここからフーシェール・PC10・921k地点までは60kほど。
タンテニアックにも余裕で間に合ったし、もう心配しなくて済むンですね♪
と、思ってゆっくり漕いでいると、途端に腹ポンに注意を受けます。

「あのなあ・・・(--)・・・せめて時速18kはキープしてよ」

えー・・(-3-)・・と、思うも、仕方ありません。ここから頑張って漕ぎます。漕ぎ始めると勢いついて、結構走れるから不思議。

右の写真のような、こんな緩やかなアップダウンをずっとずっと・・・・・ずっと・・・・抜けていくのです。

P8240252スタートしてから初めて電車と邂逅!!

電車珍しい!!と写真とる二人 (^^;

P8240157
日本に帰ってから見ると、電車のどこがそんなに珍しかったのか不思議です(笑

テツの子みたいになってましたね 

12時04分フーシェル(PC10)・921k地点

ひらまつさんが遅れていたので、ここで待ちます。出ようとしたときにひらまつさん到着、PCでは食べずに途中の街でご飯にすることにして出発します。

P8240254途中見つけたCAFEへ。

P1010201何があるんかしら・?と思うと、サンドイッチとケーキ、フルーツポンチ、ジュース、コーヒー・・くらいかな。

サンドイッチを作ってもらうことにします (^^)

「ジャンボ~ン? フロマージュ?」 (ハムかチーズか?)。とっさに
「アベック!」(一緒)と言うと通じたみたいで、両方いりのサンドイッチが!!(激喜)。

後ろの3人、全員「それ!同じの!!」(笑)

うほほほ! でも、こんなフランスパン半分サイズのサンドイッチ、食べれるんでしょうか?? (^^;

P1010203

あ!しかもケーキ頼んだら、こんなソースをたっぷりかけてくれるじゃあ~りませんか!
もう、フルーツポンチも頼んじゃおう♪

食べ始めると、「げげ!そんなにバターいれないで~。」と思うほど乗せられたバターも(塗ったんじゃなく、乗せて切り刻んだ感じ)、チーズも軽い味わい。フランスパンも、パリっとした皮と、ふわっとした中身が軽くて、さくさく食べれちゃいました!

んまいっ (^^) 完食! ごちそうさまでした!

街を出て暫く走っていると下り坂で、

ごおぉぉぉぉぉーーーっ

という音が聞こえてきた、と思うと、オレンジ色のカウル付きの自転車に追い抜かれます。

かっちょえええええ!!車かいっ!

P1010206_2
このカウル付きの自転車、その重量と空気抵抗のなさで、下り坂の速さは自転車とは思えない。もう、車並み。
リカンベント海苔の方が75kで下っていると(これも大概ですが・・)、後ろから轟音とともに追い抜かれたそうな。。。100k毎時出てたんちゃうかという噂 (^^;。

で、下りきって登りに掛かった途端、

ぷすぷすぷす~~~ぅ・・・P1010207

ガス欠の車のように音が聞こえそうな勢いで止まっていくのです!
おかしいよー(^^)。自転車の挙動とも思えません!!

難なく追い付く私たち。
オレンジ色の流線型の物体が、坂をえっこらへっこら登っていくのですが、ホイールはカウルに比べればあまりに細く、まるで宙に浮いてるように見えるのです。

その姿は未確認飛行物体か、あるいは 巨大なイモムシ (^^;。
余りの落差に可笑しくて可笑しくて。

こういう自転車(中では人が漕いでます!ハダカという噂も・・(爆))も、PBPならでは

で、この後また無駄に脚を使うのです (<何時になったら学習するんじゃーー!?)

だって、日の丸つけたリカンベントがもん凄い勢いで抜かすんだもん!
追いすがるむねちゃんが悪い!(笑) (<いちごは自分を反省しなさいっ!)

むきになって追いすがりましたが、下りのリカンベントくらい凶悪な乗り物はなく(空気抵抗少ない)、あっという間に離されます。上り坂で追い付きます。
うねうねとアップダウンを繰り返しているので、また下りで「ひゃっほーい!」と追い抜かれるのです。

頑張って走っていると結構疲れました・・・・(--;。

我ながら無駄な走りしてるなーっ、と思いますが、楽しく走るのがイチバンです♪。こういう、追い付きごっこしてると楽しいんですよねー。

とうことで、次のヴィランヌ・ジュエルに着く前に脚が棒に・・(<やっぱりか!)
しかも、数キロ続く舗装が酷く悪い道にさし掛かりました。

「これ・・・・アスファルトをガーっと剥がした工事の途中?? (^^;」

思わず腹ポンに聞きましたがが「ちゃうやろなあ、、、ずっとこんなんちゃう?。行きは下りやったけど、同じとこ通ったやん。」と。

P1010212P1010214涙、涙、。えっこらへっこら、・・・へこたれまくりながら進みます。
隣を見ると、例の目の見え辛いと思われるお父さんを庇った親子連れ。
文句も言わず、二人でひたすら前を目指して進んではりました。

うう、・・・私も頑張ろうと思うのですが、なかなかスピードも乗らず苦戦しました。


6086450060_e49f8c9c1b_oヴィランヌ・ジュエルに到着した時は、へろへろ~ (^^;

ここヴィランヌ・ジュエルPC11は1009k地点
この街で1000kを超えるのです。
ここまで来たら、時間制限も少し緩くなり、完走まであと一歩、という節目の街です。

街の人たちの歓迎ぶりも凄まじく、1000kを越えて走りきってきた私たちを熱烈に歓迎してくれました。17時48分着。

Img_2

沿道には人人・・・振られる手・・・声援。
「良くやったぞ!あと少しだ!頑張れ!!」(と、言っているのだと思う)。

兄曰く「沿線で一番熱い街」。

食堂に入れば小さな子供から御嬢さんまでが、疲れた私たちのお盆を持って席に案内してくれようとします。

P1010215私のトレーも会計が済むのをまって、小学3年くらいの男の子がにっこり持って運んでくれようとしました。
でも、腹ポンがまだ会計を済ませてません。一緒に居ないとはぐれてしまいそう・・。英語で「旦那さんを待っているから、自分で持って行く」と言いますが、英語がまるで通じず困ってしまいます。
ふと思いついて腹ポンを指さしながら「 Mon Mari(私の夫)・・・」と言ってみると、「Oii (^^」と判ってくれ私が待つに任せてくれました。
ほっと喜ぶのもつかの間、次の瞬間には満面の笑みの可愛い女の子が私のトレーをしっかりと持っていて、もう無駄な抵抗をするのを諦めたのでした。
「MERCI!」と言って喜んでご厚意に甘えます。食堂で探せばいいや・

食堂に行く前にControlでまずチェックを受けると隣のCAFEにむねちゃん、サワダさんを発見。

サワダさんというのは岡山オダックス代表の女性で、かつ、伝説のランドヌーズなのです。その話をお聞きすると、ニンゲンとは思えず
「自転車仙人・・・?・・いや自転車仙女??」と思うこと間違いなし。
今回も入院手術後2か月後のPBPを、力強く無理なく、頑張ってる感まったくナシで走っておられました。それがまた速い・・・。
ワタクシごとき、ブルベのペーペーは足元にも及びません。

ここでむねちゃんから離脱宣言。ここからゴールまでは先に行くと。
私もその方が良いと思いました。
走り出してからずっと、これで良いのかなあと思い続けてましたから。
なんといっても、むねちゃんは若くしかも速い!レース主体で鍛錬してはります。私たちオジサンオバサンのような鈍足に突き合わせるのはお気の毒でした。
それでも遅い私たちを待って待って・・・私たちの助けになろうと頑張って下さっているのが判るだけに、何も言えませんでした。ホントにここまでありがとうございます。
そしてゴメンナサイ、引きに応えられなくて(寂笑)。
時々曳き殺されそうになりましたが、それもご愛嬌(笑)

別れるなら急ぐ必要もありません。ここで夕ご飯を食べていくことにしました。それが前の記述です。

食べたのは鳥ももの蒸し煮とおこめ料理とパリブレスト。食べたら、少しひらまつさんを探して、次のモンタール・オ・ペルシュ(PC12)1090k地点まで走りだしました。
もう、あと、ゴールまで221k!

P1010218
221kってどんな距離?
もう終わりに近い感満載でほっと弛んでましたけど、今になって見ると、ほんとうかなあ・・。
早朝出発したルディアックが782k地点。今日ここまでで227kを走ってきてました。
つまりまだ半日以上走らないといけないのに、しかも今から夜に向かうというのに、私は物凄く楽観してました!

行ける!!大丈夫!! (<前向きすぎ!??(笑))

19時40分ごろ街を出ると、夕闇が迫ってきてました。なんだかんだと2時間近く居たことになります。
なんでここでこんなに時間を使ってしまったんでしょう・・・(悔しい)。

すっかり呑気に、町の人に手を振りながら挨拶して通ります。

A bientot!」(また会いましょう!)

街の人も「A bientot!」返してくれて凄く嬉しい。
「PARIS→」のサインの前でぱちり。

P1010222街を出ると、ひまわり畑が広がっていました。ツール・ド・フランスで観るひまわり畑は、もう盛りを過ぎつつあります。
ツールの残り香のようなこのイベントに相応しいと思えました

P1010226

小さな町を過ぎると、戸口にでて応援してくださるおじさん、おばさん。

嬉しくて有難くて。失礼と思いながらも写真を撮らせていただきます。
私達はこうやって、ずっと1000k励まされながら走ってきた証拠として。

P1010229

21時前、日が落ちて行きます。
呑気な私を長い夜が待ち構えているのも知らずに美しさに感傷に浸って進みます。

思っていたより、ずっとずっと厳しい夜が待っていました

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2011/12/06

Paris-Brest-Paris3日目 太西洋見ゆ!

P8240131

ルディアック449k地点。

ここで取った宿はEVER HOTEL ファミリールーム(4人用)です。
PCから2キロ弱
2泊×4人で98ユーロというお得さ。かつ24時間チェックイン可能という便利さでした。
部屋は二部屋に分かれてました。シングルベッドが二つの部屋とダブルベットが一つの部屋。トイレとシャワーがついていて、小さな机があるだけです。簡素な部屋ですが、それでも寝るだけだったらそれでオッケイ(^^)。

ダブルベッドheart04にひらまつさんとむねちゃんに寝ていただくという選択もありましたが(らぶり~♪)、ここは素直に私と腹ポンがダブルベッド、別室のシングルベッドにそれぞれひらまつさん、むねちゃんが寝ました。あっという間に眠りにつきました。23時のことでした。

ぐううう~・・・

「うわ!!寝過ごした!!」

腹ぽんのただならぬ大声で目が覚めました!時計は2時半。

2時半出発でギリギリ間に合うという話を昨晩していた筈。慌てて皆を起こす旦那、朝ご飯用のマックをサコッシュに突っ込み、マックチキンを身支度しながら3つほど必死で口に押し込む。

身支度をして自転車を外にもって出るとまだひらまつさんが降りてこない。これ幸いと皆で待っている間にもぐもぐと、夕べ食べ残したビックマック半分を食べてしまう。

「うわ・・・美味しい!」

冷めてイケる味でした。昨日は考えてみれば、220kヴィランヌジュエルで食べた以外、ろくな食事もせずに450kほど走ってます。

今日はしっかり食べるぞ!

昨日宿に着いた途端、サンダーストームがやって来てルディアックの気温は一気にさがってました。今日も気温も低くて雨の筈・・(ドロップバックを渡してくれたステファニーさん情報)。
今日の目標は449k地点ルディアックを出て、618k地点フランス西の端BRESTへ到達(区間169k)すること。
そしてそこを折り返しにまたルディアックまで戻ってくる(一部往路と異なる)こと!。
行程は333k。頑張れ自分!
3時に宿を出発します。日の出が遅いフランスはいやがうえにも真っ暗です。むねちゃんのペースが早い・・・。
でも、大丈夫!wink と思う。
3時間半ぐっすりと寝て身体は吃驚するほど回復してました。食欲もある。むっちゃ嬉しい!
うん、走れる!食べれる!いける!いける!

ブレストに行く道にはランタンルージュ(テールライトの赤い光)が続きます。
「こんなにぐっすり寝れた仮眠は初めて♪」とひらまつさんも。
すっかり回復されたようです。膝も痛くならなかったようです。
ここまで大丈夫ならあとは痛くならないだろうと思い、ふっと気楽になりました。
ホテルの鍵は一番速いむねちゃんが持ってます。今日一番にまたホテルに帰ってきて、鍵を開けていてくれる筈。私もそこに帰るのだ、きっとここに帰ってくる、と思うのです。

ひたすらむねちゃんのあとを走っていると、坂道に入ります。むねちゃんはあっという間に前方に消え、腹ポンとひらまつさんと3人旅。
腹ポンが適当なリズムを作って登っていきます。道が狭くて、そんなに急な斜面じゃないけど山道って感じです。時々眼下に町の光が見えたりします。
「ここ、日があるうちは景色がいいところなんだろな」と思いつつ。

Tento そろそろ疲かれたび♪と思ったころ、右手に明るいテントと自転車の群れ。私設エイド! なんて良い処に!

立ち寄って行くことにします(4時35分)

Tento2パンとジュース、コーヒーを買います。
「メルシー(^^)」と言いながら、腹ポンお手折の千代紙の鶴をオレンジの籠の上におきました。

「OH!メルシぃ!」と売り手のおばさんが笑ってくれたのが嬉しかったです。
「オー、シルブプレ?」というと、表においたバケツを指差してどーぞどーぞと。
バケツにはミネラルウォーターが入っていて、お玉で掬ってボトルに入れるようになってました。ただでした。。

ん~、なんて有難い!(^^) 有難くお水を頂きました。ここで飲みもの補給をしてさっと出発。さあ!頑張って次のPCカレ・プレゲに滑り込まないと。
カレ・プレゲPC5のクローズ時間は8時20分。ルディアックから76kですから、5時間で76k、大丈夫?

でも、この私設エイドまで大分遅れを取り戻したそうな。
腹ポンもそんなに焦ってませんでした。

暫く走ると セント・ニコラス・デュ・プリュム 食事と仮眠のみの公的施設に到着します。
素通りすべきか迷いますが、これからブレストまで100k朝ご飯を食べずに走るのはしんどそう。
せっかく朝ご飯用に買ったマック・フィッシュをサコッシュに入れているのですからここで食べて身軽になっていきましょう。

テントに入っていくと、前夜の雨でぬかるみの上にテーブル椅子。沼の上のエイド状態、壮絶です。
飲み物、スープなどを注文していて、ふと横をみると、隣の隣にkennethさんがいらっしゃる!(@@) こんなところでお会いするとは!?

お話を伺うと、スペシャの靴の糸が切れてストラップで留めて走っておられるとのこと。私も今の靴を買うまでベロクロで縛り上げて走ってた経験があります。「走れないことないけど嬉しくないんだよなー(^^;)」と心中お察ししました。

ちなみに、ここのスープがダントツに世界最凶クラスに不味かったです!
どうみてもお湯で薄めてある・・・。クローズ近いPCの食事って恐ろしい・・。

「こんな不味いモン、飲むだけで気分悪ぅなるわ!」
一口飲んであとは放置しました。スープ好きな私にしたら珍しい。
むしゃむしゃとマックのフィレオフィッシュを半分食べますが、あと半分が入らない・・。
「ここでの目標はさっと食べて、さっと出発すること!」。気持ちを切り替え、食べるのを切り上げてさっと出発することにします。まだ暗い中走り出しました。

ちなみに今日はザザ降りを覚悟してましたが、走り出しは降ってませんでした。ホテルを出るときにカッパをきましたが、防寒の方で役にたってました。

ここからアップダウン区間に入るのですが、夜があけてきても霧がたちこめてます。

PC5のカレ・プレゲの記憶が全くないのです・・・(^^;
大きな町の筈、その街中を一歩中に入ったPCだったような薄らボンヤリとした記憶しかありません。
ここを通過したらあとはBREST!折り返しだ!!それしか頭に無かったのではないでしょうか。
P8230087P8230091P8230090

小さな寝静まった町を過ぎ、美しい湖畔を過ぎ、霧の山道を色んな国の人と走りました。

ランドナーに乗ったお爺ちゃんが、ドゥークリップの力強いペダリングで追い越していきます。追いすがる若者がいましたが、直ぐに千切れていくのも見えました。なんと素晴らしい。外国のご老人は、強すぎる!!(感嘆)。

P8230092P1010153P8230195

P8230093

向こうに尖った塔が見えてきて、広場に到着したら、そこには沢山のランドヌールが屯ってました。

シジュンの町です。広場に面してゴシック調の素敵な建物がありました。

ここのスーパーで補給食を調達して休みました。坂道にちょっとお疲れでしたし、久しぶりの賑やかな町でしたから。

ただ、暫くまえからお水を飲むたびに胃が痛くなるという嫌な症状が出てました。
水道水でも問題ないのに、なんでさっき補給所で買ったペリエがダメなのだ???

・・・・・・・・(@0@)そーだ! 炭酸だからだ!

以前ためしてガッテン!でビールが胃を刺激して激しく運動させるから、食欲が進んで太るのだいう話をしていました。きっとペリエの炭酸が胃を刺激しているのです。
それならボトルの水は捨ててしまって、水道水に入れ替えたほうがまだマシです。

ついでに胃の粘膜の保護のために、ヨーグルトを飲むことにします。YOP!とかいうんを選びましたが、なんか20%とか書いてある???

飲んでみるとまるで生クリームを飲んでいるような味と食感??あれれ?
もしかしたらコレって20%生クリームっ?? と思うも、勿体無い、良いカロリー源だと、涙目で飲んでしまいます。何より胃の粘膜には優しそう(涙)。

あとで判りましたがフランスのヨーグルトはこってりとした味わいで日本のさっぱりあっさりとしたヨーグルトとは別物でした。

P8230094どこかで途中でひらまつさんが見えなくなって、ここらは腹ポンと二人旅。気楽にブレストを目指します。

アップダウンを超えていきます。PBPの最高峰のロック・トレヴェゼル(標高)は、もう超えてましたが、そんな最高地点を越えたぜ!みたいな感覚は全くなし。

P1010151

アップかと思えば下ってるし、下ってると思えば上ってる・・・そんな錯覚を引き起こす緩やかなアップダウンを霧のなか超えていきます。
P8230095P8230096三輪タンデム!いいねえ!(^^)

胃の痛みもペリエを捨ててから、無くなってました<やっぱり炭酸が原因?!

そして、11時42分(カメラの記録による)遙か眼下に大西洋が見えてきました。

P8230097 嗚呼!とうとう来ました

パリを発って二晩三日目走り続けてフランス・ブルターニュの西の端大西洋まで。

P1010157

自転車よ、あれが太西洋の海だ!
とうとう西の端まで走ったんだ・・・私たち。
生まれて初めてみる大西洋、霞んだ中にもくっきりと見える。

あ・・・霞んでいるのは霧のせいばかりじゃない。
涙が止まらない(涙)。

立ち止まって写真を撮る腹ポンと思わず「よく来たよね・・」「よく頑張った!」しんみりします。
ああ・・・。こうやって旦那さんと二人、大西洋の海をみて感動できるなんてなんて幸せなことなんでしょう。
ここまで頑張ってきたお互いがとても愛おしかった。

更に下るとブレストにはいる橋が見えてきます。
イロワーズ橋です。
美しい斜張橋とふるい石造りの橋が並んで走るこの橋を見るとき、多くのランドヌール・ランドヌーズが泣いてしまうといいます。

P8230107 P8230106私も涙が止まらないまま橋をわたりました。

嗚呼、とうとう来た!

P8230110 夢見心地のままBRESTの街に入ります。
P8230112P8230114

ここBRESTはフランスでも有数の軍港で、多分コース上では一番大きな街です。
急に信号が出現し、車が増え、斜面に作られた街の中を走るのがしんどくなります。

P8230113坂をまわって登っていくと、そこにお兄ちゃんが立ってました。

ばしばし!

写真を撮られて、「これから、PC行ってくる~♪」

ここBRESTのPCに行く途中、後ろから聞こえてきたお爺さんライダーと女性ライダーの会話(もちろん外人さん)
「ぼく、今日中に LONDON に帰るねん! YES!絶対にLONDONに帰るねんでー。」(じいさん。)
「おお、LONDON? ほんとうにLONDONに帰りはるン?(驚)」(女性)
「そーや!今日中にや!!絶対帰ったるねんで!」
・・・・・・・・(暫しの沈黙。私も”ロンドンに帰るって、DNFするんかい?ドーバー海峡泳いで渡るんかい?”考えながら走行中)・・・・
と、女性がそろ~っと

「・・・・LOUDEAC?? (ルディアックPC4/PC8)・・・」

「( ̄  ̄!) ハハハハハハ! YES! LOUDEAC!はははは!」
前を走りながら、笑いが止まりません。LONDON と LOUDEAC どうやったら間違えれるねん!!!おっさん、どこの国の人やねーん!!(笑)
かくも、LONDON と LOUDEAC の見分けが付かなくても走りきれるののがPBP。

P1010218 こんな看板が随所につけてあって、Qシートも読めず、GPSがなくても完走できるようになってます。

BREST(PC6)に到着したのは12時25分

そこにはルディアックを出てから見えなくなっていたむねちゃんが居ました。ほ~♪再会できた (^^)。ひらまつさんも少し後ろにいると聞きます。

P1010158

ここはかなり大きなPCで、人でごった返してます。お昼の時間、ここで食べるかどこか適当に探すか考えますが、ここに居たらひらまつさんとも合流できるし、PCの食事をチョイス。ここは結構おいしかったですが、やっぱり結構行列でした。

PCの食事は大抵定食になっていて、パスタとソース(あるいは粉チーズ)、肉料理、フランスパン、コーヒー、などが基本メニュー。
それにサラダやケーキ、果物などが自分で追加できます。
ソースは肉料理と兼ねていることも多く、煮汁ごとパスタにかけてしまうのが多いです。

ここBRESTは選ぶ余地が結構あり、サラダも数種類、肉も豚と鳥から選べます。
パスタ or ライス(ぱさぱさ・・)からチョイスできます。
ただ問題が・・・。最初に追加メニューを選ぶシステムになっているので、基本メニューが判らないまま選ぶと大量の食物をトレイに乗せる羽目に・・・(^^;
今回の私がそれ。
サラダをチョイス、パスタは盛りを「おっけー!おっけー!(それ以上入れないで~)」と半分にしてもらいつつ、ソースをかけてもらい、肉料理は鳥。

そしてケーキも食べたくなってチョコケーキをheart04

そしたら・・・会計の段になって、基本のフランスパンがぼんっとトレイの上に追加されてしまいました(涙)。むりっすよ・・(涙)。

一緒に食べたMARIO君は、大量の薄切りパンを選んだ後にフランスパンを どんっ と載せられ、それでも「僕、たべます!」ときっぱり。若いな~・・・(^^;。

そうだ、私、オレンジも追加したのでした (^^;。いつもの私なら
「これくらい、軽い軽い~」と食べてしまうのですが、さすがに食欲が減少、サラダと鶏肉、パスタとオレンジを食べるとお腹一杯・・・(ん?今から見ると結構食べてる?)。

パンとケーキがどうしても入らない。。(情けない)。
食べないとカロリーが足りないことは判っていても、口に運べない。
やっぱり私もかなりダメージを受けていたのかしら。

MARIO君は、せっせと山のようなパンを食していきます(うわ~・・・)。
私もちびちび食べながら、ちょっと弱音を吐きます。

「ここ、600kよねえ?私、こんなに疲れた600kって初めて。ほんと、パリまで帰れるかしらん・・・」

国内ブルベでは経験したことのない疲労感がありました。1000k中部ブルベでも一緒のあたりをウロウロしていたMARIO君も

「そーなんですよ・・・(--;)・・実は僕もこんなに疲れたの初めてなんです。中部1000kの600k地点でどこでしたっけ?え?高岡ですか?全然違いますよ。こんなにシンドクナカッタですもん。これ、やっぱり夜スタートが効いてるんじゃないでしょうか??600kで2回夜を越えてますもん」
と。私もそうかなー・・・そのせいかも知れないなーと、胃に収まらないチョコケーキをサコッシュに入れていたマックの箱にいれ、持ち帰ります。あとはトイレを済ませて(これがまた待ったのだ・・汚かったのだ!!トイレについては書きたいこと沢山あり!)PCを後にしました。

ImgBRESTで見かけた通称 「花おばさん」 には皆ド肝を抜かれます。
この格好、このままちゃりで1200k走るのです !?
しかももう出発ってことは、私たちより速い!!
このおばさんに出会った日本のとあるランドヌールの言葉は「軽い自転車とか軽量化とか言ってた自分が空しくなってきた・・・。自転車って乗れればそれでいいんだよね・・・」でした。
むねちゃんは。「自転車文化のレベルの高さに脱帽!」
腹ポンは「とても1200キロを走っているようには見えない・・・と、それ以前に競技者には見えない(~_~;)。PBPって奥が深い・・」と感嘆。
私もおどろくばかり・・・。

後で判明したところによると、この方地元では超有名人のソフィー・ムターさん。2008年度にカナダロッキーマウンテン1200kの女子最速記録を打ち立てておられ、PBPにも何度も参加、50時間台で完走もされているという猛者でした。

ええもん、見せて頂いたあとは、さあ!!後は170kをまた走ってルディアックの宿を目指すのです。
170k・・・・13時を回った今走り出してルディアックに着くのはいったい何時??
さっきのちぃーと呆けたじいさんみたいに「今日中にルディアックに帰るんじゃ!」言えない自分が居ました。

P1010159

P8230205走り出すと久しぶりに通る街の中、きょろきょろしてしまいます。
「あ、自転車屋さんや~♪」腹ポン。

PBP期間中、終始機嫌よく、一番楽しそうにしてたのは腹ポンだったような。
本人曰く「いろんな自転車あるし、見るだけでずっと楽しかった~」そうな。
何より、ずっと食欲もおちず、脚も使い切るまでもいたらず、睡眠もしっかりとって、出すものもいつもと変わらず放出し、出されるものは文句言わずに完食し、実に元気に国内と変わらず走ってたエライ人でした。

ここから サイン(先ほどの矢印)が「BREST」から「PARIS」に変わります。
それを見るとなんとなく気が軽くなる、脚も軽いし、なんとかなるさー、半分来たさ、と思えるのは

・・・・・・・・・追い風になったから!!

そう、ずっと吹いていた西風向かい風が、今度はパリに帰る私たちの背中を優しく押してくれてました。

P8230206

P8230211

沿道の子供たちに手を振るわたし。

「Bonjour!」 どれだけ言ったかしれません。
「Merci!」もどれだけ言ったか。
子供たちの笑顔にどれだけ力をもらったか。

ここから走法を切り替えます。
ガイジンさんは皆さん、「登りはゆったりと登って、下りで稼ぐ」方式。
登りでささっと登った私達は下りでまた追い抜かれる運命でした(悲)。
私、なんか効率悪いよーな・・。

ここからのアップダウン区間は、無理をせず、登り抑え目、下り頑張る方式でやってみます。登りを抑えても外人さんより早かったりするし、下りは日本のようにブランインドカーブや急な坂はないので頑張って漕いでも安全です。やってみると随分とリーズナブルな走法でした。行きに止まった街、シジュンでまた休みます。

P1010174ここで出会った日本人は、チューブラー使い。簾の様なチューブラーは、物凄い魔よけ効果があるらしく、未だ一本もタイヤ交換していないとのこと。

「もう、売ろうかと!(笑)」

P1010161また、リカンベントの背中合わせタンデムにも遭遇。みなの注目の集まる中、漕ぎ出した姿は格好よかった!

腹ポンは3輪タンデムに夢中で、ずっと写真を撮ってました。

シジュンから登りで、ここで最高地点に到達するのですが、先ほどの「リーズナブル走法」の御蔭で随分と楽に走れました。
うーーん、やれば出来るんじゃん (^^) わたし。

P8240121P8230218高原のようになだらかな台地は眺めも良くって、爽やかでとっても気持が良いのです!

しかーし・・・やっぱり始まる国別対抗。

この高原を抜けたあたりだったと思いますが、下りで「ひゃっほーい!」て感じでアメリカン3人組にぶち抜かれました。
一人は女性・一人男性・もう一名はリカンベントという集団でした。
元気やなー (^^;
思っていると暫く勢い良く走って失速、登りで追い付いてしまいます。
腹ポン先頭でなんとなく勢い良く追い抜いたと思う、その下りでまた、「ひゃっぽーい!」とぶち抜かれ・・・。
なんか故意に抜いてないかい? アメリカさんよ・・ (^^;
わざとかい・・?
なんか意地になったかのような日米両チーム。登りと下りで抜きつ抜かれつを繰り返します。
ああ!登りゆっくりしてリーズナブルに走るんじゃなかったんかい、自分!?
なんでこんなに無駄に脚をつかっているのだ!?
思うも 意地 でアメリカンに負けるわけにはいかんとですwww。
「このアメリカさん、オカシクないっ?? (^^;」下りでモン凄い勢いで抜かされながら聞くと
「いや・・・向こうこそ《このニホンジン、おかしくないっっ?!》って思ってるよ!(笑)」とひらまつさん。もう、可笑しくて可笑しくて。ゲラゲラ笑ってしまいます。

あまりの急降下ぶりにつけたあだ名がドントレス部隊」 (爆)。
アメリカの急降下爆撃機の名前ですがな(笑)。

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カレプレゲでは、バグパイプ楽団がお出迎え。
・・・・・なぜフランスでバグパイプ??・・・・・

思いながら、ぐったりとコントロールに向かいます。

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芝生の上には銀色巻きな方が・・・・あ! 神奈川の方やん (^^;

ここでも食事を。だってもう18時を過ぎてました。こんなに明るいと夕食のような気がしませんが、れっきとした夕食なのです。

お皿にハムだけ残ってますが、ほんとはパスタともう2枚ほどのハム・ソースがありました。クスクスは美味しくて完食、ヨーグルトはこってりしすぎてやっぱりお残し。
のそのそと食べてしまいます。ここは行列は短くて、さっと食べれたのに、私の食事速度はMAXのろい。食欲ないからです。
オトイレに行ってさあ、出発!一路ルディアックへ!ルディアックに帰ってホテルのベッドで寝るのだ~~~!!
それしか頭になかったです。ここで703k地点。今日のお宿のルディアック782k地点まで、あと79k!
今日中にルディアックにつけるかしらん・・・・?。

ルディアックに入る直前、また山道に入ります。もう真っ暗・・・。
私のライトはハブダイナモが使えません。200ルーメン乾電池ライト一灯では、まったく怖くて下れませんでした。
腹ポンに待ってもらいながら、後ろから照らしてもらいながら下ります。

と、・・・・・・前方に大きな集団。登りにかかったところで詰まってしまいます。むねちゃんがするすると前に抜けていき、私たちも掻き分け掻き分けついていくと、むねちゃんの横にガイジンさんがピタリと着きます。

「あ! また、絡まれ体質のむねちゃんが絡まれてる!!(@@)」。
リーダー、目をつけられやすい体質のよう。
一気にスピードが上がっていくようなんですが・・・(汗;

ええい!ままよ!!
と、ここでもまた無駄に脚を使います (<学習能力ないんかいっ!)。
いや、もう、日の丸ですからっっ (意味不明)。

闇の山道下り勾配、必死で前を行く二人について行きます。
後ろにピタリとついた腹ポンが、強烈ハブダイナモで私の足元を照らします。うまい!流石腹ポン!!内心喝采しながら、必死の追走。

「もう、死ぬ・・・」

思った頃にルディアック着。なんとか無事離れずに済みました。
このデビッド・ミラー似のドイツ人(だったらしい・・)に
「Good crue!」と褒めていただいたとのこと、それは良かった。。。(疲)

(デビットミラーって一体誰?と思ったことは秘密です。)

しかし疲れすぎていたのか、ここで幻覚(?)をみるとは思いませんでした。
軽く夕食をとることにして、ひらまつさんが居ない事に気づきます。

あれ・・・? さっき一緒にスープの列に並んで
「これニンジンスープだけど大丈夫なの??」なんて話してたじゃないですか??なんで、食べてないの??? 
と、思ったらひらまつさんは元から食堂には入って居なかったことが判明!
じゃ、今、私が話してた相手は誰だったのだ~~?!(@@;)
どこの外国人に話しかけていたのか、あるいは幻覚だったのか・・?

・・・・・おそろしい・・・・・・

ルディアック着が23時11分。宿についたら24時くらい。
またもやシャワーを浴びてバタンキューと寝てしまうんでありました。夜の1時くらいだったと思います。もうちょっと前、24時過ぎだったかなあ・・書いた時点(9月頭)では覚えてない。

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2011/12/05

Paris-Brest-paris 2日目 ちぐはぐブルベ

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お兄ちゃんを置いてコントロールに入り、チェックを受けるとK井部長にお会いします。
「一般人がコントロールのゴハン食べて良いもんでしょうか?」
お聞きすると、
「アッチのブルベチェック以外の入り口から入れば問題ないでしょう!」と。
それは有難いと、またお兄ちゃんを下の通路まで呼びに行って・・・

ここ、ヴィランヌ・ラ・ジュエルは道を挟んでCONTROL&CAFEと食堂&RESTが別れていて結構行き来が大変なのです。

左はPCへ入るところ。
真ん中は食堂とCOTROLを分ける道。
左下は食堂付近です

P8220056P8220057 お兄ちゃんの連絡にあちこちしているとその間に腹ポンが食堂でご飯をゲットしておいてくれました(すんません・・

また、トイレも敷地の隅にあり、てくてく歩いて、並んで・・と結構大変。
PCの時間くい虫っぷりの洗礼を、めいっぱい受けました。
しかも女性用は二つしかないのに、何故か女性用トイレから出てくるのはイカツい男性ばかりなのです (--;

フランスの女性用トイレで一番驚いたのは、コレ。
目の前のトイレからオトコばっかりが出てくる!!ということでした・・・いや、PBPには関係ないか?

写真の長蛇の列は食堂のもの。
混んでました!(>_<)

「頑張って取ってきた!」

って・・・・・・・・・・これ一人分しかないんじゃ(^^;

「だって、これだけしかお盆に乗らないんだもん!」

・・・お盆二つ持てば無問題じゃ・・・って、荷物もあるし二つは持てないですよね。私が悪うございました。
混雑ぶりを見るにつけ、もう一度並びなおす気力も湧かないままスープだけを頂きました。

お兄ちゃん悪いけど、自分の分は自分で取ってきて・・(^^;

そう言うと、くたびれ果てた妹が可愛そうになったのか、自分で取ってきて食べてました。
お兄ちゃんの取ってきた薄切りパンをちゃっかり何枚か失敬した酷い妹だったのは ヒミツ です♪

とりあえず食べ終わり(食べるのは速かった!笑)、平松さんたちを待ちます。
私の予測では、20分遅れでスタートしても、むねちゃん鬼引きで差は詰まっている筈。
特に私がハンガーノックで休止したり、眠くなって道端で寝たりで時間を潰しているのですから、それほど待たずに済むと思ってました。

REST(休憩所)で休めばよかったのに、CAFEで待つことにしました。
CAFEの床だと来られたらすぐに臨戦態勢が取れますから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし待てど暮らせどひらまつさんは到着せず。ひらまつさんが到着したのは、ほぼ7時。1時間半の差が開いてました。
カフェの床から起きてひらまつさんの所へ行って「どうしてこんなに遅くなったん?」とお聞きすると、「だってしょうがないじゃん、眠くなったんだから!眠いのに走ってたら危ないじゃん!」と。

なんかその時カチンときた。仕方ないとは言っても遅れてゴメンとも言わない監督にイラっとしてしまった。
これがこの二日目のチグハグブルベの始まりだとは思いもしないワタシでした。今から思うと心の余裕がなかったのかもですね。

むねちゃんが、「出発は8時50分!」と宣言、出発の準備にかかります。
ゲート出口で、またお兄ちゃんがカメラを構えていました (^^) 

(兄は車の中で仮眠、私たちの出発を撮ってくれようと待っていてくれました・・)

PCを出るゲートのところで「はい、ぽーず!」

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4人そろって走りだし、物凄くほっとしたのを覚えています。

さあ!これからドンドコ走ってフーシェルめざすぞ! (^^) そんな気持ちの朝でした。

しかし、思ったようにはいきませんでした。
なんだかひらまつさんのペースが上がらない・・・??

P8220065 ん?もう眠気はないみたいだし、どうしたんだろう??

そう思ったら、むねちゃんから「ひらまつさんは膝が痛いらしい・・・」と聞きます。

これをお聞きした時、血の気がさーーっと引きました。だって、現在200kをちょっと超えた時点、まだ1000kもあるのです。
激しい坂はないけど、獲得標高はけっこうある丘陵コース、この時点で膝が痛くてペースが上がらないとなるとかなりキツいんでは。

前途が暗澹と見えました。

P1010129 それでも走っていく周りの風景は珍しい風景ばかり。農地が続いている中で時々現れる十字架が気になります。

小さな祠のようなものも付属してたりして、いったいなんだったんでしょう。

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そんなものも含めてヨーロッパ・フランスの風景の中を走っていくのが嬉しくてしょうがありませんでした。
むねちゃんの引きで進んでいきます。

腹ぽんのバッグにはポルコ・ロッソが揺れてます。

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途中、ちょっとした街を通りかかり、そこで休憩をいれることにします。

「今のうちに膝の治療をしておきましょう!フェルビナク軟膏と、テープもありますからテーピングしましょう!」とむねちゃん。

おお!用意いいなー!流石やなー!と感動しました (^^)
だって私なんか、心配してるだけで何のお世話も出来ないんです。ロキソニン一つ持ってませんでした。

そうや、今のうちに治療して、次のPCでドクターに見てもらえればなんとかなるかも、と。するとひらまつさんが言いはるには「いや、痛くないから。痛くなりそうってだけ。」と。

ん??痛くないの??と目がテン状態。こんなに心配してたのに??

「痛くなる前兆があるってこと、絶対痛くなるって思う。だから、踏み込んで走れない。」と。

それでも心配性のむねちゃんが「テーピングしておけば、痛くなる確率も低くなりますから!」と無理目にテープを渡します。

そうそう・・予防しておいた方がいいと、私たちは近くのスーパーに食事を買いに出かけました。ちょっと安心。

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サンドイッチやら、果物やらジュースやら。

お店に入る時は「ぼんじゅ~る♪ (^^)」

フランスは挨拶の国と言われるそうな。私たちも慣れないフランス語を言うのがなんとなく楽しいのです、はい (^^)。

色々買って広場に座り込んで食べますよ。
このサンドイッチがクセモノでした。スーパーのパンはまずいと聞いていたけど、ほんまやなー・・・・。むむう。
ジュースを冷やして置いてるところはあまり無かったです。
今になって思えばチーズの国なんだから、チーズを買えばよかったのかも (^^)。
でも、なんにせよ、こうやって晴れた日に、前を通るランドヌールを見ながら食べるのは最高の気分です。ピクニックみたい (^^)

PBP中の食事の評価としては
不味いPC食堂<<スーパーの食材<<美味しいPC食堂 <<CAFE ・ブーランジェリ
でした。PCは処によって美味しい不味いの格差があったのが意外でした。

それから走り出して暫くはアップダウンを超えていきます。

あら・・・・ひらまつさんが後方に見えなくなりつつ・・・うん?・・・私もむねちゃん・腹ポンから遅れつつ?? (^^; やばっっ

P1010211そう思った時、むねちゃん列車に一緒に乗っていた大柄なイタリア人が、ひょいっと前に出て、ぽんっとおしりのあたりを指差します。

「(ついておいで!wink)」

 喜びいさんでお尻にぴたりheart04。スリックが大きくて吸い込まれるように前進します。イタリア人ってやっぱり女性に優しいのか?むねちゃんのところまで曳いてもらい
「さんきゅー!」と言ってお別れしました。
「女性は得だね!(笑)」とむねちゃんも、可笑しそう。

このイタリア人とは復路も時々お会いしました。

この後雨が降ってきて、カッパなど着込みます。

小雨のなか、フーシェルへ。ひらまつさんは、登りペースをかなり抑えつつ、下りと巡航は出してきはるのでそれほども遅れはしませんが、ところどころで待ちつつ進むのが段々面倒くさくなってしまいます。ずっと4人でPBPを走ろうと言っていましたけど、結構難しいものだなあと実感しました。

・・・フーシェルのお城を廻りたかったけど、そんなヒマなさげやなー。悲しいなー。このままのペースだとルディアックに到着するの自体も遅くなって寝る時間なくなっちゃうんじゃないかしらん・・・

ということで、先行してフーシェルのお城へ行くことにしました(<こらっ)。
頑張って漕ぎます、漕ぎます。頑張って走ってみるのも悪くない。

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コントロールはささっと済ませてお城へGO!

http://www.ot-fougeres.fr/welcome 

上のリンクのフーシェルの観光案内所ホームページは見るだけで楽しくて、特にVirtual tour of Fougères は圧巻。日本に居る間から、ずっとここでお城を見ながら食べるのが夢でした。絶対PCで食べるより楽しいと思って、カフェも調べてGPSに打ち込み済み♪

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広場に行くと、ムンムンと観光所の匂い♪ついついお土産物屋さんなどにも入ってみたり(^^)。

おおおー絵葉書があるしー♪美味しくなさげなお菓子があるのも日本と同じかなー♪など、妙なところで嬉しくなったり(笑)。

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中世のお城ってもっと尖ってるイメージだったけど、意外とずんぐりむっくり。

「へえ~~~っ(^^)」

もっとあちこちと行ってみたかったけど、腹ポンたちを広場で待つことに。

ここで腹ポンに連絡を入れて置けば良かったのですが、走行中に電話しても出れないだろうし、PC着いて私が居なかったら電話かけてくるだろうと思ってました。

PCの食事よりフーシェルのお城を見ながらCAFEで食べよう! と出発前に腹ポンと相談、その場所をGPSに入れておいたので直ぐ場所がわかると思っていたのは私の思い込み。結局はなかなか会合できず、腹ポンとひらまつさんがやって来てゴハンを食べ始めた頃には、時間も遅くなってました。私はそのまま次のタンティアック目指して一人で走ることに。

待ったり探したりで私自身もオヤツ程度しか食べれてませんでしたが、もう、いいやと。
なんだかチグハグなブルベになってきました。
心がバラバラな感じ。一緒に居ることで良くなる方向ではなく、逆に一緒にいることで悪い方向へ行き始めてました。

「1200kを皆で走ろうって本気で思ってるの?絶対無理だよ!」
と以前、ブルベのベテランさんに言われた言葉が思い出されました。
やっぱり無理だったんだろうかなあ・・・。なんて思いながら、タンティアック目指して一人走ります。

このPC区間は距離も短いし、道も{BREST→}のサインがずっと続いているので間違えようがありません。

今から思うとこのグループの人は皆、地脚もあり、計画性もあり、一人でも何があっても完走できる人たちでした。また当たり前ですけど、一人一人、走り方、休みたいところ、見たいところが、違ってました。国内ではあまりそこらあたりの差は感じなかったけど、PBPを一緒に走ってみると、その走り方の差は思った以上にありました。ほんとなら、ひらまつさんはもっとあちこち寄り道したかったろうし、むねちゃんはもっと突っ走りたかったろうし。私は腹ポンともっと一緒に走りたかったろうし。ほんと難しい。

一人黙々と暑い道を走っていると、道中、時々前後する親子ずれと思しきガイジンさんがとても気になりました。
この方とはゴール直前にご一緒し、思い切って話しかけてみるとオランダの方(だったとおモウ・・)。お父さんは目が悪いのか終始下向きで、前方を走る息子の後ろを追って走ります。
ひたすら修行のような、お遍路さんのようなその姿。PBPはお祭りだけどお祭りじゃない。この親子にとっては何なんだ??
親子の真摯な努力が心に迫る姿でした。

タンティニアックの町のPCは、小ぶりです。そこで行方不明になっていたむねちゃんと再会、ほっとしました。

そこから睡眠時間確保のために私は先行させてもらうことにします。

でも、今度は私のペースが上がらず。
結構ここまで頑張って走ってきてたんですよね(笑)。ちょっと疲れた。

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P1010148ルディアック手前のシークレットでは、あとから来たひらまつさんに追いつかれます。ん、ひらまつさんも調子が戻ってきた??(^^)  それとも私が垂れすぎ?

このシークレットPC(キューシートに載っていないPC。ルートのショートカットを防ぐために造られる)で、コーラを頼むと2ユーロ40セントでした。

ついつい 5ユーロ40セントを出してしまう主婦根性。
そしたら係りのおばちゃんが頑として最初に電卓で計算したおつり(小銭じゃらじゃら)しか出そうとしない。
フランスではこういうケチくさい買い方はしないんかな。。なんて思ったけど、それは間違い。マルシェではお姉さんが丁寧に小銭を手のひらからとって、おつりのじゃら銭のないようにしてくれましたから。
要するに計算のできない主婦なのですが、そういう普通の方が一所懸命にボランティアでレジやらスタンプ押しやらをしてくださっている、というのが凄いです。

今回PBPを通じてのフランス人の歓待ぶりというか、ボランティアの献身ぶりは筆舌に尽くすことができない程で、どんな真夜中のPCでもボランティアの人は交通整理をして、{ブレストはこっち!}と指差してくれるのです。
日本では600kに亘るこれほどの規模での、これほどの人数,これほどの時間のボランティア運営は出来ないだろうなあ、と感謝するとともに羨ましくもありました。

パリブレストパリの魅力は、このイベントを愛して支えて下さっている大勢の方々の魅力でもあるように思います。

自転車を愛して参加する各国大勢の人々。その参加者たちもPBPの魅力です。

6000人の参加者とその1200kの完走を支える2000人のボランティア。

素晴らしい!

余談が過ぎましたが、ルディアックに向かう道で最初の国対向バトルが始まってしまいました。

夕暮れ迫る丘陵地帯、後ろから迫る台湾ランドナーの影・・・。

あっという間にむねちゃんに迫ると、挑発するように横に併走??

あれ!? 台湾ランドナーと戦闘交代・・・もとい、先頭交代しながら、ペースがぐぐっと上がっていきます。なぜですかーーーーっ?!

うううううう~~~~、苦しい~~~~(>_<)
死ぬる~~~~~~~~

しかし!!
ここで日本ぢょしが負けるわけには行かんのです!!

意地でも遅れたくない!!、、、ほんと意地だけで走ります。この際損益計算は二の次じゃ!日本を背負って走ってる(つもり)。

目一杯苦しくて、腹ポンに「これ、しんどくないの?(^^;」と聞いてみます。
「いや、かなりしんどいけどー(^^;」と。

デンマークだったかフィンランドだったの団体さんをもんすげー勢いで差しながら、追い抜きながらも2か国バトルは続きます。

ここらあたりでひらまつさんが賢く「さようなら~ (^^)/」と後方にさがり、おバカな私はそれでも更にヒタ追います。
暫く行くと、さすがにむりぽ・・・・・(;_;)
私も「さよ~なら~・・・・あとは頼んだ!むねちゃん!」とちぎれます。(いやいや、むねちゃんは、きっと楽々嬉々と走ってるんでしょうが・・)。」

ちぎれたあとは、フラフラでした。
一人ふらふら~~っと走っている下り、速度を落とさせるためにわざと道路の真ん中に設置してある段差に激突!撥ね飛びます。
前後に二個設置してあった二つ目にもそのまま勢いで突っ込んでしまい、更に撥ね飛び、コケるのを回避するんがやっとでした。自転車を止めてみると、ハブダイナモライトが吹っ飛んでました(涙)。

台座のねじが抜けてしまって見当たりません。しくしくと急な坂の途中で探し回りますが、あとからやってくる自転車の勢いが速いので、「じゃま!危ない!」と怒鳴られることもしばしば。

泣きなくなってしまいました。
これってブルベで一番やったやアカンことです。自分の力以上の速さで突っ走った挙句フラフラになって器具を壊すなんて!!そう思うと情けなくて情けなくて。

「無いなあ」とあきらめがついた頃、ひらまつさんが追いついてきて、「どうしたん」。
一緒に探してくれますが、ありません。
まあ、その前の区間もデコボコ道だったので、もしかしたらここより前で落ちていたのかもしれません。
そう思ってトボトボとルディアック目指して走り始めますが、さっきの無理が堪えて全然スピードが上がらない上に、吐き気までしてきました。

ただ、これも今から冷静に考えると、ヴィランヌ・ラ・ジュエルで早朝に食べたっきり軽食のサンドイッチ以外はお昼も食べず、またもや夕方まで突っ走ってました。性懲りもなくハンガーノックになったよう。

暫く行くと腹ポンが待っていて、あまりの私の情けない顔に「まあ、無事でよかった。」と慰めてくれました。むねちゃんは遥か彼方に走っていったそう。

「あ、あの台湾野郎、さっき疲れて昼寝してたよ」とひらまつさん。

そーかー、国対抗戦(?)にはむねちゃん勝利したようであるなあ、なんて思いながら、とぼとぼと、ところどころ休みながらルディアックに向かうのでした。
この時は、これが 第一回の 国対抗戦だとは思いもしませんでした。(つまり、まだあるわけです・・・)。

井出マヤさんの軽やかでマイペースな走りを見ながら、つくづく自分の無駄な走りを反省することしきり。
(しかし、・・・やっぱり無駄走りはやめられませんでしたw)

299415_264933006858999_208376462514ルディアックに着くと、ドロップバックを受け取りホテルへ急ぎます。

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control入り口で、ウワンさんにお会いし、弱弱しい声で「アカン吐きそう」と弱音を吐くと「そんなの食べたらなおるよー」と返されます(<凄い返し!(笑))。

うふ!そうかも!

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なんとかホテルに入りますが、ほとんどバタンキュー状態。
ホテルの横でマクドナルドを買って食べますが半分しか食べないまま寝てしまいました。

疲れ切ってました。明日こんなので走れるんだろうかと思うくらい。

ここで余談ですが、ボランティアについて

私も「ボランティアが沢山いる」ということは知っていましたが、目で見て体験すると、その数の多さ、献身ぶりには圧倒されました。

それに沿道にも正規のボランティアではなく、個人的にボランティアとして選手にお水やコーヒーを振る舞う人たちが沿道じゅうにいてはりました。

お遍路さんを自転車大会にして、その運営を2000人のボランティアでやり、お遍路さんのお世話をする気持ちの根付いた住人が暖かく手を差し伸べながら見守って応援している・・・・あえて日本に置き換えたらこんな感じかも、なんて思った次第。

「おらが町を世界から来たサイクリストが6000人、4年に一度駆け抜けて行く」

これを迷惑とみるか、「おらが町の誇りだ」とみるか。

沿道の街の方は、「おらが町の誇り」と思って下さっているようでした。
私たちは子供たちのヒーロー。

どんだけハイタッチをしたかしれません。

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Paris-Brest-paris 一日目 スタート

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朝起きてするべきことは朝ご飯を食べること!

ホテルはバイキングなのでたっぷりと食べます。4時過ぎにはスタートに並ぶつもりですから。

ついで8時にドロップバックを預けに行くこと。
写真を撮り忘れましたが、ベルサイユ宮ちかくのプルマンホテルが私たちの収集場所です。

グッディーのツアーには申込みませんでしたが、ドロップバックだけ申し込みました(5000円也)。

これをルディアックで受け取り、2連泊で予約したルディアックのEVER HOTELまで持って行き、一泊目はそのまま荷物をおいてブレストへ行くつもりでした。

ブレストから帰ってきてルディアックに2泊目をして、ホテルからPCに立ち寄ってドロップバックをまた預けるという作戦。

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プルマンでの預け作業はあっという間に終わります。シールが張りづらかったという声もありましたが、それほどもなかったような。

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帰り道にマルシェ(朝市)に立ち寄ります。マルシェって素敵なところですね!
新鮮な食材が屋台に所狭しと並びます。美味しいものを食べたかったらスーパーではなくマルシェで買うというのがフランスの常識だとか。

P1010094ここでイチゴと補給用のお菓子を買いました。

イチゴがとってもいい香りだったから!食べると日本のものに比べて甘みはそれほど強くなく、酸味のある味でした。

荷物を預け終わると、6時スタート(多分7時過ぎになるだろうと予測)に向けて食料の買い出しに向かいました。

近くに美味しそうなブーランジェリがあったよ、ということで行くと地元の方が並んでました。私たちも自転車を重ねておいて並んで入店します。

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ケーキも!

ああ、神様仏様、このケーキが食べたかった!

でも、真面目にパンやお惣菜を買ってしまったのは今思ってもぐやじいいいい~。

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多めにキッシュや、サモンの惣菜を。このサーモン、下にポテトが敷いてあって美味しかったのですよぉぉぉぉ。

色々と目移りしながら並んでいると、後ろのお爺さんが何やら一生懸命話しかけてきます。

「PBP?」くらいは判ったのですがあとはチンプンカンプン。
と、見かねたその後ろのおばさんが、今度は表を指さしながら英語で何やら言ってこられます。かなり凄い勢いです。
「 べらべらべら・・・・・・ストールン!・・・・・べらべらべら・・」
と、ストールンという単語だけが耳に入ってきました!

どうも、表に自転車を置いておくと盗られると注意して下さっているらしい!!??

慌てて腹ポンが見張りに戻ると、おばさんはニッコリ (^^)

このおばさんのお蔭で私たちは助かったのかもしれません。
何故なら、ホテルに帰ってから知ったのですが、同じころ同じ近畿ツアーの仲間が一人、自転車をスーパーの店先で盗まれていたのでした!
PBPに合わせて自転車窃盗団が町を徘徊していたようで、それを町の人は知っていたのです。
もう出発というこの時になって??
はるばるパリまで来て??
ほんと悲しすぎます。ホテルで仲間の悲報を聞きながらも、このパンとサーモンのお惣菜はほんと美味しくてあっさりと完食。

12時まで部屋で寝てチェックアウトしていたので、あとは昼の2時過ぎまで例のバイクルームで横になって仮眠します。
夜スタートのPBP、夜走るためには寝ダメしないと・・・・。

そして起きた頃、前回も参加の名古屋のK瀬氏と話をしていると、「命がけで走って下さい」と。イイコトおっしゃる!皆、改めて怪我のないよう気を引き締めます。

その後、K瀬氏と日本食のお店 「YAKI 東京」へ。
お米が食べて走り出そう!というK瀬氏の発案でしたが、これがどんぴしゃり!

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久しぶりのジャポニカ米の美味しかったこと、、、(しみじみ。

不思議に幾何学模様の太巻きだなあ!? と思ったり、向こうの席のお醤油が注いだ途端に泡立ったこと?! など不思議はありましたが、満足満足。

なにより塩味のあっさりした吸い物に一同ほっと大感激。

さて!スタート地点へ!スタート地点は、もう人が一杯です。横を見ると80時間スタートの何組目かが、スタートしていくのが見えました。

三船さんはもう出たんだろうな・・・

思いながら、私たちも90時間のお尻と思しき所に並ぶことにしました。
16時半くらいのことです。

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Img_1135前に日本人がいるなーと思うと、その応援団が凄かった!
亀走チームというらしいです (^^

神奈川のeiryさんにもお会いしました。

フランスは夕方8時くらいまで明るくて、夕方4時半はまだ暑い盛りです。
並んでしまうと水は買いに行けないし、日を遮るものはなし・・・。
なかなかの修行状態におちいります。
サポートのある人、お見送りのある人はここで水を差しいれてもらったりしてますが、私たちは手持ちで賄うしかありません。
そ、そこのサポーターさん、私たちにもその見るからにキンキンに冷えたペリエを下さいな・・・(涙)。もう少しでお願いするところでしたが、腹ポンが用意良く三本目のボトルや、飛行機で飲み残した水などを持ってきていたので助かりました。走行用に用意した日本のボトルに手を付けることなく、それらを飲みます。

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周りには各国の参加者が沢山並び、いろんな自転車見放題というのも嬉しい限り。

待ち時間はあるにせよグループスタートにして良かったと思います (^^)
PBPの雰囲気を存分に味わえました。

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一番驚いたのは、ブルベ縫いぐるみ同盟が意外と一大勢力であったこと!

おじいちゃんから若い女の子まで、皆さん自分の好きなキャラクターを自転車に括り付けてます!
オーストラリアチームは、緑色のカンガルーを全員つけているという素晴らしさ!
ピンクパンサーもエラソーに乗車中 (^^)

旦那さんの紅の豚を可愛いと褒めてくれたのは、オーストリアの可愛い女性です。
彼女はスカートをはいたビーバーを括り付けてました!

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頭にカンガルーとコアラをオッ立てた素敵な紳士も。

この方とは後々ご縁があるのですが、この時は何も知らないスタート地点のわたしです。

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並んでいると隣の日本人が、おもむろにレトルトパックをあけてご飯を食べ始めたのには驚きました。
さとうのご飯は、チンしないと美味しくないのに、これはおかゆか何かかしら??好奇心ではちきれそうでした。補給食として素晴らしくないですか?

日本に帰ってきて調べてみるとコレですね。
ハゴロモの「やわらかごはん」。
早速買ってきて食べてみましたが、温めなくても十分柔らかくて美味しくて、使えます!なんで今まで知らなかったんでしょう。知ってたらルディアックに送り込んだのに!

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一心に前について歩いていると、もう目の前がスタートのスタンプ押し場になってました!!

隣でイギリスの若い参加者がイライラして叫んでます。

「This lane’s Stampper is so slow!」

そういえば隣の列は速いなーと思ってブルベカードを差し出します。
おばあちゃんが、えいこらしょ、とスタンプを押してくれて前について歩きだし、後ろを振り返った途端凍りつきました。

なんと、私の後ろでスタートの組が切られてました!!

えええええ!!走りだしから一人なの~~~~っ!!??(涙)

思っていると腹ポンが慌てた様子で抜けてきました!

「僕らの後ろで切られちゃった!僕もなんとか通してもらった。ひらまつさんとむねちゃんは後ろのスタートの組になった!」

おろおろとして戻ろうとする私を「もう行くしかない!」

と急き立てます。さっきからゲートのおじさんに早く行けと怒られてました・・・。

心を決めてゲートを抜けて、スタート位置に向かいます。
二人のスタートも私たちらしくていいのかも。うん、、、そうだよ。

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スタート位置の列の一番後ろに陣取ると、遠くにスタートバルーンが見えました。

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その途端、泣けてきました。泣けてなけてしかたない。
「とうとう来たよ・・・。PBPのスタートに立ったよ!」
これを目指してきた数年の重みをスタート地点に立って思い知ります。
情けない顔した顔撮られてます(泣笑)。

「よしよし!!良くやった!良くやったな」
何故か腹ポンが、肩を抱いてぎゅーぎゅーしながら褒めてくれます。

あれ??まだ褒めるには速いでしょ・・・(泣き笑)

後ろをみると、次のスタートの組の2列目にむねちゃんが見えます。
なんとなく安心して、私たちのスタートを待ちました。

前方からウェーブが湧き上がり、スタートが近づいてきます!

スタートの号砲が上がったと思う、列が動き出してゆっくりと走りだしました。19時15分だった筈。

いよいよparis-Brest-Parisの始まりです。
人が多い・・・前後左右に人がいます。
あまり沢山の人と走ったことのない私は不安を感じます。

腹ポンがすーっと前に上がって逝きます。別段抜かそうと思っているんではなく、地足的に抜いてしまう感じ。

ついついと自転車を追い抜いていく腹ポンを見失いそうになりますが、頑張って後からついて行きます。
右側通行ですから、追い越すときは左側を通ります。

2車線の広い道、完全に封鎖されているらしく車も来ません。反対車線の車は、賑やかにクラクションを鳴らしたり、手を振ったりして応援してくれます。
経験したことのないことに興奮気味で多分、オーバーペース。
でも、それもPBPなのだと割り切ります。

行けるとこまでいくさあ!

前がワイワイ騒いでると思ったら、2車線が1車線に細まってました。
車間距離が詰まって落車が起きるかと思いましたがそういう事故は皆無でした。
皆さん、脚力ばかりでなく、走行スキルがかなり高い感じです。
信号も止められて、赤信号もスイスイとわたります。
信号のないロータリーは、先の方から「ローリー!ローリー!」叫び声が聞こえてきてスピードが緩くなるので判りやすい。

誰一人ぶつかる人もなくスムーズに道を走り抜けていきました。
最高の気分!!

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走り始めて暫くはこんな感じ。
まだまだ日があります。左の写真で7時半すぎ?
初めて信号で止まった(交通規制が解かれた)ところ。
これ以降、ブレストに着くまで信号にひっかかったのは2回だったような。

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どんどこ日があるうちはひたすら走ります。
左の写真は夜の8時ごろ。日が傾きかけているのですが、まだ明るい!

中央の写真が夜の9時。なんだか時間の感覚が狂ってきてました。この時で2時間走りっぱなし。
休憩すら忘れてました。
そのまま夜間走行へ突入です。

右の写真が夜の10時。出発から3時間、私は何も口にしてませんでした。走るのに夢中になると良くやってしまう悪い癖です。

Img_1168

この間、いくつも小さな町を越えて。
沢山の人が道に出てきて応援してくれます。それが嬉しいのですが、なんだかコソバユイ。

なぜこの人たちはこうやって応援しているのだろう???
このPBPってなんなんだろう??
ずっと考えながら走ってました。

選手に水を配る沿道の人たち。でも、それが意外な罠になったりもします。
急に止まって後続を怒らせたり、進路を不意に変えて後ろから叫ばれたりしてました。
私たちはボトルが2本満タンだったので、泊まることなく進み続けます

夜の街を一つ過ぎ、二つ過ぎ、、、間には何もありません。赤いテールランプが延々と続く道を、ひたすら漕いで行くのです。
日本みたいに間に人家はありません。まったき農地。

だんだんとこの旅のことが判ってきます。こうやって小さな町と町を繋いで走っていくのね、私たち。

街は大抵丘の上にあり、軽く登っていくと街、教会の前を通り過ぎていきます。

夜の小さな街をいくつか通り越して、何もないであろう真っ暗な農地の道を登り勾配で登っていくとき、「ああ、アカン」と思いました。

悲しいけどもうこのペースにはついていけない。
前を行く小柄なイタリア夫婦は、淡々と淡々とペースを刻んでいきます。
格別早く走ったりしないけど、登りでペースが落ちない分、抜かしていった人をまた追い抜くベテランの走り。
きっと走り始めからずっとこのペースで来たんでしょう。
あまりの強さに、ここまで飛ばしてきた自分の無駄な走りを思い知ります。(が、全く反省せず、ずっとPBPの間、無駄な走りをし続けたワタシです・・)。

弱音をはこうと思った時、腹ポンが横で「次の街で休もうか?」と聞いてくれました。
「うん! (*^^*)」
なんとなく疲れてるのが判ったみたい。

P8220047_2

P1010113_2次の街で賑やかなカフェが開いててそこに自転車をとめました。
「SPORTS CAFE」ってとこ。

水も補給しようとほぼ空になったボトルも持って店内に。
みると皆さん、コーヒーやらコーラやら頼んでは、水用のボトルをおばさんに渡してはります。
私も、「コーラ、デュ!(コーラ 二つ) シルブプレ!(お願い)」と頼んで、ついでボトルをさして「オー(水)、シルブプレ!」と言ってみました。
すると、Ouiとボトルを受け取って水を整水器からジャー!!と満タンに。
「セコンビアン?(いくらですか?)」と聞くと、コーラ代だけで、水はタダとのこと。

うわー・・・嬉しい~ (^^)b これからはカフェで水補給やな~

外の椅子に座って途切れることのないランドヌールの車列を見ていると、隣のおじさんが写真撮ってやろう!と。

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いい思い出の写真を撮っていただきました。

この写真、大好きです

このお店が夜の10時半くらい。
疲れた時はコーラに限る!!
走り出した時はすっかり元気になってました。
でも、これも一時的なもの、しっかりとした補給は取ってないことがこの先響いてくるのです。

夜の道のアップダウンを走っていると、下りにかかると
ゴオオオー!
ってくらいの勢いでガイジンさんが追い抜いていきます。
身体が大きいせいか、そういう走り方なのか、兎に角下りが速い!(登りはこっちの方が速い!)。

えいやっ!!と、この列車に飛び乗ってみることにしました。
この列車はかなり長くて、先頭をイタリアが曳き、その後ろをヨーロッパ各国編成、後尾をアメリカ人の団体が形成してました。

ガイジンさんの後ろに入ると・・・・・すっぽりとスリックに入り込むのを感じます!
吸い込まれるように前に進んでいく! なんてラクチン!(^^)v
それに各国の色んな選手と一緒になって走る嬉しさはたとえようもありません。
つくづくと PBPだなあ~! と思った瞬間でした。

このトレインは巡航速度も速かったです。たぶん、単独では出ないスピードで私を運んでいきます(運ばれてるというのが実感でした)。

イタリアチームが疲れると各国編成が前にでてまた曳きます。
小柄なイタリアチームは、バニアバックを二つ付け、結構な大荷物。身軽なヨーロッパ勢にしたら珍しい・・と思いました。
茹ですぎパスタがデフォのフランスだから、もしかしたら炊事道具でも入ってるんかしら?なんて思いながら。

140kのフードポイント(モンターニュ・オ・ペルシュ)直ぐ手前まで、この列車に乗りました。疲れて列車を降りると、途端にゴーゴーと大きな一団に抜かされます。うわ・・・・あのボリュームの後にフードポイントに入るのかあ・・混むやろなあ。しまったことした。

モンターニュ・オ・ペルシュに向かう坂(結構きつい)を上がっていくと、案の定バイクを置くところを探さないといけないくらいの人人人・・・。

とりあえずボトルの水を・・と、ボトルを持ってうろっているとスタッフの方に外の水道を指差されます。
うーーん、水道水より、ミネラルウォーターが良いんだけど!?
仕方ない!!
外の水道からボトル満タン、水道水でもお腹は壊さないから味だけの問題だし、と割り切ります。H2Oであればいいのです。

P8220051外の売店らしきところで、コーラとサンドイッチを頼むと売り切れたのでサンドイッチは中で買えといわれ、コーラだけを出してもらいます。
お金を払おうとすると、横で飲んでいたフランスのおっちゃん集団が
「ジャポネーズ!?」と聞いてきます。
「ウイ! ジュ スゥイ ジャポネーズ!」(これだけは言える!笑)と答えると、私が出したお金を押し戻して、おじさんが払ってくれました。

うおー、奢ってもらったようですよ (^^)。
「メルシィ!」とここは有難くご好意を受け取ります。
「お前は日本人か、日本から来たのか?終わったら日本に帰るのか?」
など聞かれ、「そうですよー。飛行機に乗って帰ります。」と片言の英語で答えます。握手をしてなんとなくの国際親善。
これが夜中の1時半ごろ。

食堂に入って注文をしようとして挫けます。
列が長い・・・絶望的に長い (;_;)。
腹ポンが「ここは時間が無駄に掛かりすぎるから手持ちを食べて、PC1に行こう」と。
140k程をほとんど食べないで走ってきて、更にしっかり食べないで走り出したらどうなるか・・。
日中に置き換えると、朝7時に走り出し、140k地点でお昼になってもちゃんと食べずに夕方到着予定の220k先のPC目指す・・・ということです。
結果は日を見るより明らかですが、このときは夜の闇にまぎれて気づきませんでした。

ハンガーノックが待っていました。

走り出して暫くは快調、さっき食べたお菓子とコーラが利いてました。
ふと気づくと腹ポンと6人ほどの集団を引いて走ってました。
だいぶ曳いて疲れると、アメリカン(?)なご夫婦が前を曳きます。
よっしゃーっと喜んで列車を形成、調子に乗って進むのでしたが、列車が崩れてゆばさんに合い、ゆばさんが前方はるかに消えていくあたりから、ハンガーノックは始まっていたのかも。

脚が廻らない・・・・疲れたのかな??・・・と思った途端、ほんとにガクっと脚が廻らなくなりました。
頭が痺れるような感覚、眠くもないのに思考力がまったく働かず、空白の地図をみるような思い。腹ポンに喋りかけようとして、ロレツが廻らないことに驚きます。

やっとハンガーノックになっていることに気づきます。
廻らない舌で「ごめん、わたぁし、はんがーのっくになったみらい・・」といって止まるのがやっと。脚をつくとガクっと倒れ掛かって更にびびります。

慌てて腹ポンがフロントバックのありったけの食料を食べさせてくれます。
しまいに、飛行機で出たお残しのジャムのパックまで開けて口にねじ込まれます。

痺れた頭(きっと、これでかなりあたま悪くなった!?(笑))で、暫く横になってました。
やっと起き上がってもショック状態で、上手く走れませんでした。
でも、進むしかない、次の街の明かりがみえてる!もしかしたらあれがPC1、ヴィランヌ・ラ・ジュエルの街??

自分を励まし倒して走り出しますが、今度はなんだか眠たいのです。
17k毎時くらいでフラフラ走っていたそうです。後ろから他の参加者が横を抜かす時慎重になるほどのフラフラぶりだったとか。それでも自分では頑張って走ってる(つもり)と、腹ポンに「危ないから寝なさい!」と叱られてしまいます。
道端に強制停車させられ、そのまま横になると15分ほど ぐーーーっ と寝てしまいました。

目を覚まして走り出すとなんだかすっきり♪
スピードも元に戻り、快調に走ってヴィランヌ・ラ・ジュエルの街へ♪

ヴィランヌ・ラ・ジュエルの街までにもう一軒、PBPのために開けてくれているカフェに立ち寄りました。
そこで、テーブルの上に ブルベカードの入った透明ケースを発見!!
隣のフランス人のおっちゃnたちに処理はお任せしておきました。
おっちゃんたち、ビール飲みながら、「おおお!m@:;#$%&’!」と、驚いてました (^^;。
きっと落とし主もビール飲んでたに違いない~

ここで兄(写真と撮ってくれようと、渡仏してました)が待っていてくれました。「未明のヴィランヌ・ラ・ジュエルにて待つ!」と言っていたとおりです。

ヴィラヌ・ラ・ジュエルの街に入ったのは22日に日付が変わってからでした。朝5時29分スタンプを押してもらってます。
街の入り口でお兄ちゃんに出会います。入り口でカメラを構えて待っていてくれました。

「お!来たな!(^^)。さ、もう一回撮るからアッチまで引き返しても一度ここまで漕いできてちょーだい!」

なんて、無理難題をおっしゃいますが、こんなフランスの田舎まで妹を撮影に来てくれた有難いお兄ちゃんなんですから、言うこと聞いておきます。

何度かやり直してやっとオッケイが出たのがこの笑顔~(^^。ツカレタび~

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2011/09/22

Paris-Brest-parisまで1日 パリ観光

関空を出てから 音信不通になりご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
行方知れずになった後の旅を書かせて頂きます。

8月18日木曜、関空をエミレーツ航空でドバイへ。そしてドバイ乗り換え後にパリへという設定でした。

これは近畿オダックス主催のPBPツアーに参加したから。
今後PBPに参加される方のために、ツアーの詳細も書いておきますね。

近畿オダックスPBPツアー
日程は8月18日(木)~28日(日)
ゴール後、一日観光の時間を取ってくれてます。
関空を飛び立ち、パリ着は19日13時半で20時間ほど。直行便だと17時間ほどですから、やはり遅い感は否めません。
しかし、それを補って余りあるのが費用の安さ。 =26万円也(燃料サーチャージ込)。
オダックスジャパン主催のグッドウィルのツアーは32万円。しかも燃料サーチャージは別ですので、35万くらいかかった筈です。
また、フライト中の預けの荷物もコンテナを一つ借り切ったお蔭で、乗り換えをしても中の自転車が痛むことはありませんでした。
輪行袋ぺらぺらだけで自転車を包んで持ち込んだ方も含めて、全員飛行機積み込みによるトラブルは発生しなかったという素晴らしさです。
荷物の重量制限も
30kまで(旦那は32kでしたが、黙って通してくれました!)。楽々荷物を積み込めました。

Kennmin

醤油味とも暫くお別れかな、と神戸元町にある「ケンミンの焼きビーフン」直営の店でビーフンの夕食。
「ケンミンショー」にも出てきたところですにょ (^^)

Img

そして、神戸元町の「元町ケーキ」で神戸の味をかみしめます。

フランスのケーキはどんな味だろう???なんて思いながら・・

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Paris-Brest-parisまで2日 日本出国

日本出発 今晩 23時半のエミレーツ航空(オダックス近畿ツアー)にて。
20日スタート前日に受付があり、本番スタートは21日の現地時間の夜6時から9時の間(日本との時差は7時間。日本時間から7時間を引いて下さい)。


パリ(空港 土曜  8月20日   晴時々曇  最高: 29°C 最低: 22°C

ベルサイユ 日曜  8月21日       雨  最高: 35°C 最低: 21°C
(スタート地点)
BREST   火曜 8月23日   晴時々曇  最高: 17°C 最低: 13°C

ベルサイユ  木曜 8月25日   曇時々晴 最高: 21°C 最低: 14°C


ベルサイユに帰ってくるのは25日の予定です。

出発は雨の中みたいですが、400k過ぎたあたりから晴れてきそう? (晴れて!)

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Paris-Brest-parisまで3日 C'est 盆!

Seiboo

題だけ浮かんだのです・・(^^;

今日はフランスについて思ったことを。

テレビNHKのフランス語講座を聞いているというと、
「勉強してるなー」「喋ってねえw」と突っ込みを受けるのですが、、特にひらまつ監督から!(笑)。

はっきり言ってしゃべれません!! (爆)。

お喋りは英語のできる方々にお願いしようと思います(^^) >英検2級のひらまつさんの出番です~。

今回大学出てから久しぶりに外国語講座なるものを聞いてみて感じたこと、それは 「言葉って文化だな」でした。

フランス語って言葉同士がくっついて音が変わったり、同音異義語がしばしば出てきたり、変幻自在というか、ニュアンスが大事というか。

フランス人てこんな世界で生きてるんだ!とびっくりしました。

講座ではフランス文化の紹介に語学と同じくらいの時間を割いていて、それも非常に興味深かったです。

食文化に対する誇りは、日常生活の中にも脈々と受け継がれているようで、そんな国に出かけるのが楽しみになったほど。
「食の週間」というのがあり、小学生は「しょっぱい、あまい、すっぱい、にがい」の4つの味を有名シェフのもとで学んでました。
夕食は普通の家庭でも前菜から一品ずつ食卓に出されるのだとか。テーブルは綺麗にセッティングされていました。
時間をかけて食べることを楽しむ文化なんだなあと感心。
(ブルベ的には困りますげが・・・)

先進的な制度(男性同士のカップル制度など)を認めていたり、バカンスは労働者がかち取った権利であるという意識から必ずバカンス休暇を取るべきという考えが浸透したり、と。

ほーほー・・・(@@)と、この年になって驚くことばかり。

語学て文化を学ぶことだったんだなあ・・・と思ったのでした。 (ぷぷっ、行ってみれば百聞は一見にしかず!と身に沁みるんですけどねん)。

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